【麻雀×人生】麻雀から学ぶ、チャンスをうまくつかむ方法【鳴き】
その瞬間のために備える、という習慣
今ある状況をさらに良くするにしろ、ピンチを脱するにしろ、チャンスというものは急に来るものです。
しかしチャンスというものは、1度逃すと2回は来ないものです。
他人からの施しであれば1度断ると「この人は興味がないんだな」と思われ声をかける候補から外されますし、人の意思が絡まない本当の偶然だとしてもそれは再現性のない事象ですから、やはり2度目は滅多に来ないことになります。
そんな1度しか来ないチャンスを逃さず掴んで最大限に活かすためには、事前に「自分にとって何がチャンスか」を決めておくことが必要だと私は考えています。
「○○があったらなぁ」「○○できたらなぁ」というふうに、今の自分にとって何が大事なのか、何が(人脈なのか、物資なのか、経験なのか)欲しいのかを定期的に考え、言葉にしておくことで、それを得られる機会がまさに自分にとっての「チャンス」だと認識することができます。
鳴く/鳴かないは事前に決めておけ
「チャンスを逃さない」という意識は麻雀を打つことで鍛えられます。
麻雀には「鳴き」というシステムがあります。
他人が牌を捨てたときに宣言することで、その牌を自分のものにすることができるというものです。
この鳴きの宣言は、牌が捨てられてから即座に宣言しなければならず、そのタイミングを逃したあと遡って鳴くことはルール上許されません。
そのため、牌が捨てられた瞬間にその牌が鳴ける牌なのか、鳴けるとしても鳴くべき牌なのかを判断しなければならないのです。
しかしこれを捨てられた牌1枚1枚に行っていると疲れてしまいますし、結論を出すのが遅れてタイミングを逃したり、仮に判断できたとしても足りない判断要素があったりして後悔することも多いです。
こういったことを防ぐために、事前に「○○と××は鳴く、それ以外は鳴かない」と決めておくことが推奨されています。
こうすることで、必要な牌が出てきたときに素早く反応することができます。
急なお誘いが来た時、助け舟が来た時
この理論を実生活に転用してみましょう。
実生活でも急なお誘いがあったり、思ってもみない方向から助け舟、すなわちチャンスが来ることが時々あります。
これらは「急に返事を迫られる」「一度返事したら変えられない」という2点において麻雀の鳴きと共通しています。
こういったチャンスを活かすためには、そもそもそれが自分にとってチャンスなのか、チャンスだとしてもそれに飛びつくに際してリスクとリターンが割に合うのかを判断しなければなりません。
それがその場でできないとあいまいな返事をしてしまったり、「とりあえず保留で」と返した結果他の人にチャンスを取られたりしてしまうのです。
「すべてはチャンス!」とばかりにとりあえず誘われた機会は全部行ってみるのも一つの手ですが、なんでもかんでも乗っているとお金と体力といった自分のキャパシティが保ちません。
(ただし理由がよくわからないままどん詰まっている場合は、片っ端から掴んでみるとよいです。麻雀ではとにかく鳴くのは最悪手ですが。)
さらに言えば、返事を保留して他のことに取り組んでる最中でも頭の中ではそのチャンスを検討するのにある程度のキャパシティを割いてしまっているわけです。いわゆる「頭の中から離れない」状態です。
こうした状態では他のことに自分の100%のパフォーマンスを出すことは難しいと思います。
以上のことから、チャンスを保留するのは悪手であることがわかります。チャンスが巡ってきたタイミングで、それを掴むかどうかを決めなければならないのです。
まとめ
チャンスを掴むかどうかを正確に判断するためには、事前に「○○がしたいから、それに関わるものだけつかむ」や「現状を変えそうなものはとにかくつかむ」と決めておくことが必要です。
急に来るチャンスを活かすために、今の自分にとって何がチャンスなのかを事前に考えて決めておきましょう。
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