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Kalandraリーグ開幕直前!今日から始めるPath of Exileの歩き方
Path of Exile(以下PoE)はすごく面白いゲームですが、ゲーム内知識が膨大で、知らない・わからない事の多さにくじけてしまうかもしれません。
それはすごくもったいない事だと思っています。できるだけそういう人を減らしたい。その助けとなればと思い、私がこの3ヶ月、300時間遊んでみて「これがわかってると楽かもしれない」と思うことを記事にまとめてみます。
私より親切で私よりベテランの日本人Exileが攻略情報のまとめ的な記事は色んなところで書いてくださっているので、この記事ではもう少しメタな話からしていきます。
概論1:わからない事があったら訊いてください
もし、私があなたに伝えられる事が1つだけだったら、伝える事は「PoEのプレイヤーコミュニティはめっちゃ温かいので、わからなかったら質問するのが一番良い」という事になります。
PoEはすごく面白いゲームであると同時に癖があってプレイヤーを選ぶゲームでもあります。だからなのか、プレイヤーコミュニティには、同じ穴の狢といった感じの連帯感があります。
3ヶ月の間に私も何度か質問しましたが、非常に丁寧な回答をもらったり、知りたかった事を端的に教えてもらったり、打開策の提案をしてくれる人が6人も出てきたりして、その都度本当に助けられました。
私も今後はできる範囲で質問に答えていこうと思ってます。そうやって連鎖していけば良いのかなと。
コミュニティはDiscordにあります
PoEの日本人コミュニティはDiscordに大きいものが2つ(Japan820とPoEJP)あります。私は両方入って、オンラインの人数が多いJapan820の質問チャンネルで質問するようにしています。
雑談やボイチャも盛り上がっているタイミングや面子が違っていますが(両方に入って発言してる人も多い)、オンラインゲームのサーバー1とサーバー2の違いみたいなもので明確な色があるという程ではないので、両方入ってざっくり眺めるようにしとくのがおすすめです。
概論2:自力で調べたい時に役立った情報源
このゲームについて「チュートリアルは実践が1000時間、座学が300時間」と言った人がいます。実際遊んでみた感覚としてはたぶんそれ程ずれてはいません。300時間遊んでも、わかっている事は「先に進んでいく1つのルートのための知識」だけだなあという感覚があります。また、
今日の #PathOfExile 休みなので朝から時間使ってたのだけど、プレーはここまで1分もしてない。英語wikiを中心に、知らないことをググって読む、これを数時間。座学300時間の言われは伊達ではなく、掘れば掘るだけ知見が湧いてきて、これも楽しい。あとリプレイ録画環境を整えた。 #PoEJP
— 旅人くろっく🕊 (@ClockWorkStudio) July 12, 2022
実際にこういう日があったんですよね。ある程度ゲームを進めて骨組みがわかってきた段階で、知らないことを吸収するのが楽しくなってしまって。
ただこれも問題があります。PoEは3ヶ月に1本新作が出ると言っても過言ではないくらい大きくゲーム内容が変わります。なので、知らない事を単語でぐぐっても、例えば出てきた記事が半年前の物なら2バージョン前で、2バージョンの間に変わってたり無くなってたりする事は結構あります。
これは究極的にはどうしようもなくて、最新情報はやっぱりDiscordで訊いた方が良いんですが、読んで学ぶ際に比較的そういう事に煩わされなかった情報源もあったので、紹介します。
順番は役に立ったと思ってる順です!
個人的PoEめも(仮)
Japan820のサーバー管理人でもあるAllocesさんのブログです。
新規向け解説の記事群、特に各種状態異常対策とかは非常に勉強になりました。
Path of Exileのチャレンジをがんばるブログ
(引っ越ししてた!ドメインかっこいい!)
こちらはガチ勢のガチ解説という向きが強くなります。チャレンジというのは、各シーズンに提示される目標で、40個あるうちの6個、12個、18個、…といった感じで所定の個数クリアすると見た目装備がもらえる、というものです。私はSentinelリーグでクリアできたのは7個だけです。
このブログで助かったのは、「PoEをやり込んで行くってどういうことなのか、その時には何を考えるのか」みたいな事が文章化されている事です。Sentinelリーグのチャレンジガイドの記事を読むと雰囲気はわかると思います。
Path of Exile 攻略Wiki
一番大きい日本語wikiです。トップページの情報がとても古いですが、これは管理人がいなくなっていて、トップページを編集できる人がいないからです。各ページの内容は更新されていっています。私も更新に参加しています。
日本語wikiでは各コンテンツの解説やよくある質問、ステータス・攻撃・防御についての複数の概念の解説を日本語で読むことができて、始めて日が浅い時のとっかかりとしてありがたかったです。古い情報も混ざっているので、最終更新日時は確認したほうが良いです。
The Path of Exile Wiki(poewiki.net)
英語wikiです。PoEの第一言語は英語でプレイヤーも多いので、英語wikiの情報は充実しています。英語wikiにはFANDOMのものもありますが、poewiki.netはPoEの開発元企業によってサーバーが管理されていて(こっちを使ってねという公式アナウンスもあった)、とても快適です。情報の鮮度もこちらの方が良いようで、最近ではググるのではなくこのwiki内の検索を使って調べ物をする事が増えました。
Youtube
動画の攻略情報は自分のプレーが強い人と何が違うかを知る手がかりになりやすいです。特に役に立ったのはボス戦の動画です。こっちが必死でやって勝てないボスをひょいひょい倒してて心が荒みますが、観察することで手がかりは得られると思います。
各論
あとはざっくばらんに書いていきます。気になった項目だけ読んでください。
日本語設定でやるべきか?→始める分には良いと思う
PoEの日本語対応は進行中という状況で、設定をすればテスト的な形で日本語で遊ぶ事ができます。
ただし、日本語対応は途中までしか出来ていないため、キャラのセリフに英語のものが残っていたり、最新のコンテンツはまるごと英語だったりします。
また、後述するトレードであるとか、調べ物で英語のwikiや攻略記事にあたる時には結局英語が必要なので、日本語設定で遊んでいても英語から逃げ切れるわけではありません。
ただそれでも、アイテム名はほぼすべて翻訳されていますし、日本語版だとゲーム内ヘルプ(これも重要な情報がたくさん乗っているので通読するのがおすすめ)を日本語で読めるので、最初の一歩を日本語版でやり始めるのは全然良いと思います。
私はこの「結局英語が必要→日本人には敷居が高い」のをなんとかしたいと真面目に思っていて、日本語wikiの編集をしたり、この記事を書いたり、質問に答えたりなどで、日本人プレイヤーの助けになれればと思っています。(いつまで遊ぶかわからないけど、遊んでいる限りは)
ゲームを開始したらやるべき設定がある
ゲームを開始した時には、画面に出る情報はかなり抑制された設定になっています。しかしこのゲームはハクスラなので、必要な情報を視覚化することは非常に重要です。最低でも「常時ハイライトする」の設定をしないと、「さっき落ちたアイテムはどこ!?」がしょっちゅう発生する事になります(慣れてきたら、設定を外してAltキーを押してハイライトさせても良い)。
私は上記の記事を参考に設定しました。
アイテムフィルターを導入しよう
Actも3くらいまで進んでくると「いやこんなの落ちたって拾わねえんだけど」みたいなアイテムがドカドカ落ちて精神衛生に悪くなってきます。
PoEは「こういうアイテムだけを見えるようにする」という設定を書く事ができるようになっていて、これをアイテムフィルターと言います。快適なハクスラ生活をするためには必須と言っても良いものです。
日本語wikiに導入手順解説があるので、参考にして設定してみましょう。使うフィルターは、書いてあるとおりsemistrがおすすめです。私も最初こそもっと緩いのを使ってましたがここ2ヶ月くらいはsemistrで固定になりました。もちろん、色んな試行錯誤をやってみてもいいでしょう(それだって楽しいのだから)。
割とレベルを上げて物理(や魔法)で殴れる
このゲームは、レベルやステータスが上がる事そのものでは火力が上がらないので(近接武器のみ、力が上がると火力も少し上がる)、パッシブスキルで火力を上げないといけないのでは?という気がしてきます。初期の私はそうでした。しかしこれは違います。
PoEのダメージ計算はいろんなものを足したり掛けたりしますが、一番の基本は
武器攻撃:武器ダメージ×スキルのダメージ倍率
魔法攻撃(召喚も):スキルのダメージ
です。そして、スキルのダメージ倍率とダメージは、スキルジェムのレベルによって決まります。たとえば、スケルトン召喚で喚ぶスケルトンの攻撃ダメージは、スキルレベル1と20では3000倍くらいの違いがあります。
そして、スキルレベルは自分のレベルによってその上限が決まります。なので、自分のレベルを上げる→スキルレベルも上がる→火力が上がる、と繋がっているのです。なので、(少なくとも最初のうちは)パッシブスキルなどで無理して火力を上げる必要はありません。大抵の場合は、それよりもライフなどを増やして死ににくくしたほうが速く先に進めると思います。
録画環境を用意しよう
このゲームでは、いろんな理由で死にます。敵も罠も多彩なので、なんで死んだのかよくわからない事が結構あると思います。
でもこれは、なんで死んだのかをちゃんと確認して、ビルドでもプレイングでも良いので、何か対策をしたほうが良いです。その繰り返しで、死ににくくなっていきます。
そのために、録画環境を用意する事をおすすめします。私はNVIDIAのグラボが積んであるPCでプレーしていたので、NIVIDIA GeForce Experienceをインストールして、インスタントリプレイ機能を使って、死んだら即録画ボタンを押すようにしていました(過去3分の内容が動画に保存される)。
私はこの記事を参考に導入しました。PCなど、環境によって様々な手段があり得るものだと思います。
自分が装備しなそうなものは無理して拾わなくて良い、でもカレンシーは拾おう
私は、最初は、別のキャラが装備するかもしれないなあと思えるものを拾っていました。Diablo3を遊んでた時の感覚が残っていたのかもしれません。
でもPoEではそれをする必要はありません(実際、全く使いませんでした)。シナリオをクリアするまでくらいだったら、ちょっとしたカレンシー(オーブやエッセンス)で作れる装備で十分戦えます。1つのシーズンで2人目のキャラを作ったときには、1人目が稼いだカレンシーのほんの一部を使うことで2人目は装備に困ることはなくなるでしょう。なので、拾うのも倉庫に保存するのもカレンシーが最優先、装備は使いそうなものだけで良いです。
トレードは怖くない、無言でもいける
PoEのトレードは物々交換なので、相手と直接コミュニケーションを取る必要があります。
ですが、どうせみんなサクサク済ませたいとしか思ってないので、無言で押し通って全然問題ありません。
以下のような流れでできます。怖くない。
公式トレードサイトで欲しい物を検索する
アイテム名は英語である必要がある
検索結果から買いたいものを選んでWhisperボタンを押すと、「これください」的なメッセージがクリップボードにコピーされた状態になる
ゲーム画面のチャット欄にペーストしてEnterで、そのメッセージが相手に届く
しばらくするとパーティへのお誘いがくる
1-2分待って来なかったら諦めて次に行きましょう
パーティに参加すると左に相手のアイコンが出て、今いる場所が表示されるので、表示をクリックしてその場所に転移する
転移してから待っているとトレードの申請がくるので受ける
自分が渡すものを置いて、相手が置いた物が欲しい物だと確認できたら、承認ボタンを押す
相手も承認したら売買成立
何か挨拶したければtyと言っておくと良い
パーティから離脱してポータルから元いた場所に戻る
外部ツールを使ってワンランク上のExile生活
でも使い方の解説するとそれだけで一記事になるので、使ってるものの列挙だけしておきます。
これも重要だと思ってる順!
Path of Building DPSがわかる、上げ方もわかる
PoE Planner 他の人のビルドはこれで見たい、見た目がきれいでわかりやすい
poe.ninja 市況の推移やレベル100行った人のビルドが見れる。でもビルドを参考にするときは気をつけて
Craft of Exile このアイテムにはどういうクラフトができる?何が付けられる?って時に
書いてたら開幕まであと5時間になっちゃった!
それでは明日のKalandraリーグで会いましょう!