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【CLNR x MISTI】インターン生インタビュー vol.2

この夏、当社ではマサチューセッツ工科大学(MIT)から2人の優秀な学生をインターンとしてお迎えしました。前回に続き、今回はその一人、Sharafさんにお話を伺っていきます!

Sharafさんご紹介

Sharaf Rashidさんはマサチューセッツ工科大学の3年生で、コンピューターサイエンスを専攻しています。日本に興味を持ったきっかけは子供のころに見たアニメです。筋トレやウェイトリフティングが趣味で、ウェルカムパーティーで開催された腕相撲大会では敵なしのタフネスを発揮しました!

①仕事について


はじめに、Sharafさんがコリニアを選んだ理由や担当した業務について伺っていきます。
 
・なぜコリニアを選んだのでしょうか?
私は機械学習に非常に興味があり、最近では特にLLM(大規模言語モデル)にも関心を持っているからです。CLNRはLLMベースのプロダクト(autoBI)の開発を行っているため目に留まりました。このようなプロダクトに携わることができるのは、LLMに関する経験と知識を深めるうえで素晴らしい機会だと思いました。
 
・インターンシップでの業務内容について教えてください。
autoBIがデータベースから適切な形でデータを取り出す精度を向上させることを担当しました。具体的には、LLMを使用してテキストからSQLクエリを生成する新しい方法を設計・実装し、ユーザー入力に対する多数のテストを行って新しい方法の品質を確保することです。
 
・業務内で最も苦労したことを教えてください。
最も難しかったのは、プロジェクトが非常にオープンエンドであったことです。しかし、その挑戦を楽しむことができました。LLMが新しい分野であるため、試したすべての方法が必ずしも成功するわけではありませんでした。そのため、新しい技術を考案し、その技術をテストし、テスト結果を分析して次に進む方法を見つけるプロセスが常に求められました。これは大学でも経験がなく初めての挑戦でした。
 
・コリニアでのインターンシップを通じて学んだことは何ですか?
LLMの仕組みやコードへの実装方法についての理解を深めることができました。また、RAGやCoTスタイルのプロンプティングなど、LLMの使用に関連する新しい技術も学びました。さらに、LLMベースの機能をテストする方法も習得しました。
LLMの使用がますます一般的になっていることを考えると、今後多くの企業が開発する製品やツールがLLMに依存する可能性が高いため、インターンシップで得た経験は大いに役立つと考えています。
 

②コリニアメンバーについて


続いては、コリニアのメンバーについて感想を伺いたいと思います!
 
・コリニアのメンバーについてどう思いますか?また、コミュニケーションに困難はありましたか?
メンバーは皆とても素晴らしくて親しみやすい人たちです。皆さんと仲良くなり、ランチやディナー、パーティーなどで一緒に過ごす時間はとても楽しいです。特に印象に残っているのは、日本に来て最初の週にあったボードゲーム会、たこ焼きパーティーやマリオカートでバトルしたことです。

たこ焼きホームパーティーの様子

③日本での生活について


アメリカから遠く離れた日本に来て、カルチャーショックはあったのでしょうか?イメージとのギャップや驚いたこと、休日の思い出を教えてもらいます!

・日本に来る前に日本についてどんなイメージを持っていましたか?イメージと実際の違いはありましたか?
日本に来る前に持っていたイメージの一つは、日本人は内向的で、オフィスの人々は閉鎖的で社交を好まないのではないかというものでした。しかし、実際にはそうではなく、同僚と気軽に話したり質問したりするのが非常に簡単だと感じました。
また、アメリカの文化と非常に異なるため、日本での生活に適応するのが難しいと思っていました。特に、店で物を探すこと、ゴミを捨てること、東京の電車システムを使って移動することに苦労すると思っていました。しかし、これらすべてのことは予想よりもはるかに簡単で、日本に来てから1ヶ月でほとんど慣れることができたと言えます。

・日本の文化や習慣で最も興味深いと思ったものは何ですか?
日本文化の中で非常に興味深いと感じたのは、礼儀を重んじる点です。この強調は言語自体にも表れており、例えば、話す相手によって謙譲語や尊敬語が使われることが挙げられます。このような概念は英語には全く存在しないため、非常に魅力的だと思います。

・日本で訪れた観光地やお気に入りの場所はどこですか?
自然が好きなので、日本での旅行で最も気に入ったのは日光と宮島です。高い場所から山々や水域、緑豊かな風景を楽しむことができて、とても良かったです。

・日本での生活で最も楽しかったエピソードを教えてください。
日本での最も楽しかったエピソードの一つは、福岡で参加したMIT-Japan STEAMワークショップです。教育に非常に情熱を持っているので、そこで小学生や中学生と一緒に働くことができたのは、とても充実していて楽しい経験でした。イベントのハイライトは、学生たちが卵落下コンペティションのために自分たちのデバイスを完成させ、テストする準備が整った時に、彼らの顔が笑顔で輝いていた瞬間でした。

・日本でのどんな経験をアメリカの友人や家族に伝えたいですか?
アメリカの友人や家族に、日本で食べた美味しい料理(ラーメン、牛カツ、ウナギなど)や、自由な週末に行ったたくさんのサイドトリップについて話すのが楽しみです。特に、富士山に登った経験は人生で最も厳しい挑戦の一つだったと思うので、ぜひ共有したいと思っています。

・最後に一言お願いします。
とても良い経験ができました。ありがとうございました!



Sharafさんは業務を通じて、LLMに関連する技術の難しさに直面しながらも、自らのスキルを大いに伸ばしました。特に、精度向上のための新しい方法の設計やテストプロセスに積極的に取り組み、問題解決能力を磨くことができました。これらの挑戦を乗り越えた経験は、彼の今後の大きな財産となるでしょう。私たちもSharafさんの今後の活躍を期待しています!
次回は、海外からのインターン生の受け入れについて、データサイエンスチームのメンバーにインタビューします!

コリニアでは、事業を共に成長させていくコンサルタントやデータサイエンティストを募集しています。興味を持っていただけた方は、以下フォームよりご応募ください!
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