![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22090369/rectangle_large_type_2_3bee34c00162d1af1227c5fafa5e0077.png?width=1200)
「現役弁護士 クリエイティブロイヤーへの道~新たな弁護士像の模索~」
なんだか
ここのところずーっと悶々としてるんです。
情報が錯綜し、社会が混沌とする中、
外出自粛ムードになると
いろいろと想いに耽る時間が増えます。
いかん、
なんでもコロナのせいにしてはいけませんね。
しかし、まあコロナの脅威は
終息どころか勢いを増すばかり。
2020年東京五輪も延期。
経済、文化をはじめ社会全体も
なんとなく下向きになってるので、
この流れに打ち克つには何でもいいから、
何か新しいことをはじめようと思い、
今更ながらnoteデビューすることにしました。
コンセプトは、「つれづれなるままに」です。
弁護士が発信するコンテンツは、
主に法律に関する知識や見解、
社会問題に対する意見など、
客観的事実を分析し、評価を加えるものが
多い気がしますが、
当面は少し違ったテイストの文章に
しようと思ってます。
普段の私は、人様のモヤモヤに耳を傾け、
その人の想いや希望を相手方や裁判所に代弁し、
その想いを実現すべく日夜奔走しています。
一方で、大手芸能プロダクション等の
各種サービス業において、
業務・プロジェクトの進捗管理、
撮影現場の仕事など、
通常の弁護士業務とは
縁遠い仕事にも関わっています。
社外の立場でありながら部署間の連携を促したり、
スタッフから人間関係の相談を受けたかと思えば、
製作委員会や制作会社との間で
直接やりとりしたり、
はたまた専門家とスタッフとの間の
通訳になったり、
もはや自分が何者なのか
よくわからなくなりました(笑)
ところで、「弁護士業務」って何なんでしょうね。
これから触れる内容は、
既存の弁護士像や業務内容を
批判する意図ではないので
誤解しないでください。
弁護士も人それぞれ。スタンスも人それぞれ。
ここで書いていることは
あくまで個人の展望にすぎませんので、
その辺りご了解いただいたうえで
読んでいただけると嬉しいです。
もとい、私そもそも
「紛争」とか「対抗」とか好きじゃないんです。
そりゃ意見が違う人同士が
議論することはとても大事。
でも「議論」と「紛争」は全く異なるものです。
世の中揉めていいことなんて何もありませんよね。
あっ、でも「龍が如く」とか「クローズ」とか
バトルを体現した世界観は好きですよ。
永遠に消えない
心の奥底に眠る男のロマンというか、
やっぱり強い男になりたいという願望は
今も常に生き続けています。
…いきなり話が逸れたので元に戻します。
皆さんがイメージする弁護士ってどんな人ですか。
揉め事を対処する人、
どうにもこうにもいかなくなったときの切り札、
普段は接しない人、
きっとそんなイメージですよね。
だからこそ、
飲み会の場で弁護士が言われるお決まりのセリフが
「何かあったらお願いします」
「捕まったらお願いします(笑)。」
これもう鉄板!殺し文句ですよね。
最近では弁護士サイドもそれではダメだと思って、
「何かが起きないようにするための弁護士」
の重要性を伝える努力をしています。
いわゆる「予防法務」というやつですね。
でも、個人的にはまだ物足りないんです。
だって、
結局のところ何かが起きないようにという点で、
「ネガティブなものに対処する」
という次元から抜け出せていないでしょ。
これだけだと
「何かをよくするため、
発展するためにはどうするか」
という視点まで到達できていないですよね。
もちろん紛争を予防することや解決することは
弁護士の大事な使命です。
それに、私自身、いざトラブルが起きたときに、
法というツールを駆使して人の役に立てることに
やりがいを感じているし、
今後も自分の強みとして
最大限活用したいと思っています。
でもね、
やっぱり弁護士ってもっとポジティブな仕事、
物事の発展につながる仕事ができると思うんです。
法的思考の背景にはロジカルシンキング
というどのビジネスやプロジェクトにも
必須な思考回路が存在しています。
何ならクリエイティブな仕事にも
ロジックは必須です。
それに、法による解決って万能じゃないです。
たぶん弁護士であれば、
誰しも一度は感じたことがあるんじゃないかな。
訴訟に勝っても取り返せない
なんともいえないモヤモヤ感やわだかまり。
基本的に法律をもって解決できることは、
「損害が起きないように〇〇するな。」
「損害が起きたから〇〇円払え。」
ということにすぎません。
だからこそ、
私は法というツールを解決手段の武器として
活用しつつ、全方位で課題解決をする仕組み
を作りたいんです。
今その手段をどう具体化すればいいのか、
とても悩んでいます。
新たな弁護士像のブランディングってやつですね。
何なら法とか全く関係なく、
紛争の火種となる人間関係の妬み・謗りなどの
ネガティブな感情と向き合ったり、
そこからポジティブな気持ちになるための
きっかけとなるコンテンツ(エンタメ作品など)を
自分自身がプロデュースしたい。
現に、今、ショートドラマ企画など
何個か温めているコたちがいます。
温めすぎて低温やけど起こしかけています。
何かをきっかけに作品にできたらなと…
こんなことばかり言っていると、
こいつ何言ってるんだ
と冷たい目線が向けられそうですが、
よくよく考えると、海を渡ったアメリカには
実に多彩なジャンルにかかわっている弁護士が
たくさんいますよね。
音楽プロデューサーに、
ハリウッドスターやアーティストのマネージャー、
スポーツ選手のエージェントから、
法律業界と関係ない企業の経営者まで…
日本とは比べ物にならないくらいあらゆるところに
弁護士が登場します。
世間ではよく
「日本はアメリカと違い、
訴訟社会になじまないので、
弁護士が増えても意味がない」
と言われることがあります。
でも、そもそも訴訟の件数など関係なく、
弁護士が活きる仕事って
本当はもっともっとたくさんあると思っています。
コンテンツをプロデュースする弁護士、
人・企業・スポーツ・カルチャーを
ブランディングする弁護士、
最高じゃないですか。
さあて、新しい弁護士像ってなんだろうか。
つれづれ書き過ぎました。
やっぱ訴状や準備書面とはからっきし違うし、
勘所がわからんな。
ちゃんとした文章を書かないといけないと力むと、
余計空回りするし。
こりゃもうちょっと気軽にやらないと続かないな💦
今回はこの辺りでやめときます。
このまとまりがない感じが
思考の迷走を表していますね。
これから少しずつ
何かしら書いていこうと思います。