MPTB

整形外科クリニック→運動器疾患に特化した大学院で勉強→卒業後からクリニカルリーズニングとエビデンスの融合を普及する為に日夜情報を発信しています。

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最近の記事

痛みの評価➁

みなさんこんにちは。 今日は前回に引き続き、痛みの評価について書いていきたいと思います。 ➃痛みの持続性 痛みの持続性に関しては患者さんの痛みが常に存在している持続的なものなのか、あるいは痛みが出たらある程度の時間で治まるものなのか(間欠的)を明らかにしていきます。 多くの患者さんの痛みは間欠的なものであることが多いですが、間欠的な痛みの中でも痛みや症状が治まるまでにどれ程の時間で治まるのかを聴取していきます。これはなぜ重要なのかというと、例えば患者さんの痛みが治まるまで

    • 痛みの評価➀

      痛みの評価 こんにちは。MPTBです。 担当する患者さんの主訴を聴取したら、次は患者さんの痛みの評価を行います。痛みを主訴とする患者さんのリハビリに関わるときに、対象とする患者さんがどのような痛みを持っているのかを把握することが大事です。 痛みの評価は主に①痛みの部位、②痛み、質、③痛みの深さ、④痛みの持続性、⑤痛みの強さ、⑥各痛みの部位の関連性の把握、の6項目をチェックしていきます。 ➀痛みの部位の把握実際の痛みのある場所を患者さんに示してもらいます。 これだけならとても

      • 主観的評価の重要性について

        主観的評価新規の患者さんを担当するとき、一番初めに行うのが主観的評価、問診です。問診をする目的には: ➀症状の原因となる組織・構造に関する予測を立てる。 ➁痛みのメカニズムを理解する。 ➂患者さんの症状の重症度やIrritabilityを把握する。 ➃客観的評価(身体的評価)の計画を立てる。 といったことが考えられます。 前回の記事で書いたように、同じ診断名でも患者さん個人が持っている症状はそれぞれ違います。痛みが10/10の強さの方もいれば、一度評価中に痛みがでれば数分間

        • クリニカルリーズニングってなに?

          クリニカルリーズニングとは?クリニカルリーズニングって何? 徒手療法ってモビライゼーションするんでしょ? そう考えている方は多いかもしれません。 クリニカルリーズニングと題打った講習会も年々増えており、Amazonで検索できる書籍にもクリニカルリーズニングをタイトルに添えた書籍も増えてきたように感じます。 でも、実際にどうやってクリニカルリーズニングを進めたらいいのか、その詳細を具体的に理解している方はまだまだ少ないと思いますし、この記事を書いている私もまだまだリーズニ