市井の悪人(専門学校編)2
キツネ目の男と同級生H
自称20回以上司法試験の短答式試験に合格しているという猛者です。勿論、別稿の「市井の悪人(専門学校編)」で登場したYの行政書士試験合格と同様、誰も合格証(短答式試験の場合、論文式試験の受験票がこれに相当します)を見た者はいません(笑)
彼も、まさか私のような本物が来るとは思わず、不幸になった一人です。
それまで、間違ったことを教えていても、生徒たちから、「××先生(私のこと)はこう言ってたよー」などと正しい突っ込みを受けることもなかったはずです。
私が来てしまったばかりに、先のY同様、このHも、勝手が違って戸惑い、いつ自分のメッキが剥がれるかハラハラしながら、私が退職する日を待っていたはずです。
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