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オープンダイアローグと出会って・・・41 さよならジュリア
ジュリアとの別れは、ゆっくり確実に近づいてきました。
あるときを境に、おしっこをトイレじゃないところでしてしまうことが増え(認知症)、悩んだ挙げ句、おむつをすることに決めました。そしたら、いまのおむつは性能がほんとうによくて、家の中のアンモニア臭は気にならなくなりました。
しかしある日、食欲が無くなる、吐いてしまうため、医師に診せたところ、血液検査で腎不全との診断がだされました。数値からいうと、生きているのが不思議なくらい悪かったそうです。
それでも、医師の的確な応急措置で、ジュリアは一命をとりとめました。それから約10ヶ月、9月23日の朝旅立つまで、介護の日々が続いたのです。
認知症による徘徊、毎日の投薬、できるだけ排泄をさせるために水をたくさん飲ませる。できることはすべてやりました。食欲が落ちると、餌を変えてみたり、怪我をさせないように、気を配ったり。
ぐるぐると歩きまわったあげく、水を飲み終わるとそこで寝てしまう。
このパターンが見つかってからは、水に誘導させると眠ってくれるので、安心して私も休むということを繰り返しました。
でも、やはり命には限界があります。
急に食欲が落ち、ささみのゆでたものをがつがつと食べてほっとしたのもつかの間、一切食べ物を食べなくなり、
ジュリアは、この世を去りました。
16歳と1ヶ月の旅路でした。
つづく