トライローグをはじめてみよう!
私は統合失調症という精神病の患者です。いまは薬で症状は抑えられていて、安定した生活を送っています。でもそれは、薬だけが効いているのではなくて、夫とふたりで研究を続けているからでもあります。
北海道浦河町のべてるの家の当事者研究を参考に、ミニホワイトボードを使って二人からできる研究方法を編み出しまいした。それがトライローグです。
トライローグによる研究は、私の具合が悪くなり、行き詰まりを感じたときにはじめます。
食卓の脇に置かれたホワイトボードを用意して、私のそのときの困難な状況を夫に聞き書きしてもらいます。
グラフィックレコーディングと形は似ていますが、トライローグでは、ホワイトボードに書かれれていく問題をさらにどういうことか検討していくことではないかと思います。
二人で視線を合わせて話していると喧嘩になってしまうことも多かったのですが、ホワイトボードに書かれた画面を見ながら話をすることで、視線を合わすことが避けられ、ホワイトボードがリフレクターの役割をします。
そうして、困難が起こるたびに研究を重ねて、自分では解決できなかった問題の数々が、うまく処理していけるようになりました。
結果として、薬も整理でき、最小限の服薬で普通に生活できるようになりました。
私たちの考え出したこの方法は、りすにんぐファームメンバーズのプログラムとして、毎月第二第四日曜日の午後三時から体験していただけます。
※りすにんぐファームのアドレスはこちらです。
りすにんぐファーム|グループワークで対話性の習慣化! (listening-firm.com)
一人で考えてても行き詰まってしまうお悩みや、これからの展望など、まだ誰かに意見を聞いてみたいことなどありましたら、トライローグメソッドに参加していただければと思います。
たあこ
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