自分で自分を癒やす 〜「私には足りないものばかり」と思っていた過去の自分へ〜
自分を期待してくれる人のために頑張らなければ、もっと結果を出さなければ、と思って、いつも自分にないものばかり求めてしまっていた。
「今の自分ではダメだ、私にはないものばかり、もっと頑張らなければ」と思って、勉強したり色々なことに手を出しては体験してみたり、ということを繰り返していた。
でも、それを繰り返していると必ずと言っていいほどとても苦しくなる時期がやってくる。
それは、「今のままの自分ではダメだから、もっと頑張らなきゃ」と思って頑張っているから。
つまり、自分を否定し続けて「もっと頑張れ!でなければ恐ろしいことが起こるぞ!」と脅されて、そんな恐れから頑張ることに疲れ果ててしまうから。
いつまで経っても不安がなくならなくて、自分で自分をムチ打ち続けて1人ブラック企業になっているから。
頑張りたい気持ちもわかる。
だって、昔から頑張れば周りの人が喜んでくれたから。
「えらいね、いい子だね」って褒めてもらえたから。
何かができる私、何かを頑張っている私なら、褒めてもらえてここにいてもいいんだ、と思えていたから。
そう思って、今までずっと頑張ってきたんだよね。
とても悲しかったね。
苦しかったね。
寂しかったね。
でも、弱音なんて吐けなかったよね。
ダメな自分、できない自分、ネガティブな自分を出して嫌われるのが怖かったもんね。
誰にも拒絶されたくないし傷つ着たくなかったもんね。
悲しかったよね。
今の自分ではダメだってずっと自分を責めてしまって、でもこれ以上頑張る気力ももうなくて、何もできなくてとても苦しかったよね。
私は大切な人の期待に応えられない、大切な人を喜ばせることもできないダメな人間なんだ、って思ってしまっていたよね。
自分で自分を責めてしまうのをやめられなくて苦しかったよね。
その苦しさを誰かにわかってほしかったんだよね。
誰にもわかってもらえなかったかもしれないけど、誰にも言えなかったかもしれないけど、私だけはその苦しさを知っているよ。
もうそんなに頑張らなくてもいい。
他人の期待に応えるために生きなくていい。
いい子に・いい人にならなくてもいい。
もっともっと!と高みを目指し続けなくていい。
何かを付け足そうとしなくてもいい。
私はもう十分よく頑張ってきたよ。
たとえ結果が出ていなくても、周りの人に認めてもらえなくても、それでも頑張ってきたことは自分が1番よくわかっているはずだよ。
人によって頑張れる度合いも、持っている能力もエネルギーも違うんだから、頑張り度合いを人と比べる必要は全くないよ。
私はもう十分よくやってきた。
だから、これ以上何かを付け足そうとしないで欲しい。
誰かの期待するような人生を生きないでほしい。
自分の幸せを犠牲にして誰かを幸せにしようとしないでほしい。
もう頑張らなくていいんだよ。
もうやめていいんだよ。
もっと肩の力を抜いて、身軽になって生きていいよ。