「指示待ち」から「自走する人材」への成長プロセス
組織を成長させるうえで、リーダーにとって避けて通れないのが「メンバーの主体性をどう引き出すか?」という課題です。「指示されたことはきちんとやるが、それ以上の行動が生まれない」「言われたことはこなせても、自分で考え、動く力が足りない」という状況に悩むリーダーは少なくありません。しかし、「主体的に動け」と一方的に求めても、人は変わりません。
本記事では、メンバーの自己効力感を高めながら、主体性を育むリーダーシップの3つのステップを紹介します。重要なのは、「いきなり主体的になれ」と求めるのではなく、小さな成功体験を積み重ねることで、自己効力感を育み、行動の幅を広げていくことです。
まずは「言われたことをやっている」価値を認める
「指示待ち」と見られるメンバーも、「与えられた仕事を正確にこなす」という重要なスキルを持っています。ここを無視して「もっと自分で考えろ」と要求するだけでは、逆に主体性を失わせることになります。自己効力感は「自分の行動が価値を持っている」という実感から生まれます。だからこそ、まずは現在の仕事に価値があることを認めることが大切です。
✅ 例:「確実に仕事をこなす」ことの価値を伝える
• 「あなたがスケジュール通りに進めてくれるおかげで、全体の流れがスムーズになっている」
• 「細かい作業を正確にこなせるのは、すごく大切なことだよ」
• 「これまでの成果があるからこそ、次のステップを考えられるんだ」
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