ENFPによる、16タイプ診断 ②自分の診断をする
①の続きです→
というわけで、私はいろんな16タイプの動画を樂しんだのでした。
自分の最初の診断はISFP。しかし、なんか違う氣がする。
「なんだこれは……、早くみんなに知らせないと!!」って自分が言うのは、違和感があります。
重要な情報を自分がいち早く手に入れたら、多分考えることは、”その情報を誰が知るべきか”になる。一番頭の回るやつに渡す手もあるし、適任がいないのなら自分で握りつぶすこともある。条件反射で走り出したりはしない。
それよりは、INTPの「素晴らしい……完成したぞ、ぼくの最高傑作……!」とか、INFJの「これは……。そういうことか……(察し)」の方が、納得感がある。あるいはISTPの「これは、おれの大切なものなんだ。お前が持っててくれ」も、なくはなさそう。
うーん、迷う。
なので、他のサービスで診断しました。
有料ですけど、一番有名な16Personalitiesとはちょっと毛色が違って、こっちも面白い。
診断してみました。質問に5段階評価で答えるだけ。簡単。
最初に送られてきた結果は、INTJ(INTP)。
いろんな動画を見ていて、自分がINTJである可能性はとても低そうなので、とりあえずINTPを採用してみる。ついでに、友人にも”INTPじゃないの?”と言われている。なるほどぱっと見、そう見えるんだな。
しかし私、INTPの”T”……論理は、実はそんなに得意じゃないのである。
論理的に正しいかどうかも、そんなに氣にしていない。むしろ、論理的なお喋りを強いられると、段々疲れてくる。できなくはないんだけど。
名探偵は、好きである。
コナンも、ホームズも、ぬるいミステリも、たまには本格も、まあ好きだ。しかし物理トリックは読み流していることが多いし、そもそも”どうして理詰めで考えないと犯人が特定できないのか”とさえ思っている。
そもそも、閉鎖空間で人が殺されたなら、息が上がっているやつが犯人である。身も蓋もないけど。
殺人初犯で、サイコパスでもない、まともな動機もある……のなら、目え見てりゃ誰が殺したかなんてわかるだろう。興奮を隠しきれるはずもない。『名探偵コナン』に対しては、”これだけ殺人現場の場数を踏んでるのに、どうして顔を見ただけで犯人がわからないのだろう…”と思っている。
あるいは、”この人はどういう動機があれば人を殺すのだろう”と考えるのもいい。殺人に足るシナリオを、容疑者それぞれに作ってしまう。そこから、現実と比較して、誰が殺したのかを考える。悪くないやり方だと思う。
リアルな人狼ゲームで、村人役を引いたら、結構強い。
それが私である。
ただ、私のイメージのINTPは、インターネットで人狼をさせたら強いタイプである。占い結果と霊能結果の矛盾を突き、過去の発言の矛盾を洗い、口八丁で揺さぶりをかけ、真実にたどり着く。論理的な、名探偵。
実は私は、そういうことはあんまり得意ではないのである。
やれって言われたらやるけど。
……なので、INTPも、いったん除外する。
つまり探偵の方法が違うのである。
犯人なんて見ればわかる。問題は、どう事件を解決させるか。
私だったらそうだな、とりあえず、犯人の荷物からちょっとした証拠を見つけて、信用できて戦闘力のある人に見せて協力してもらって、あとは……とっ捕まえて逃げられないようにして警察待つかな……。
INTPなら、見て、観察して、証拠を見つけて、犯人を特定するだろう。
私は、犯人がわかってから、証拠を探す。
じゃあ、私は、誰?
う~ん、INFJってのも、あるんじゃないの??
この動画だと、私の思考は、INFJである。(7:03~)
こっちも、私が一人旅をしている時の思考に近い。
……じゃあ、私、INFJなんじゃないの??
noteでINFJと検索すると、出てくる文章が、なにか自分の書くものと近い氣がする。ほわほわしてて、ぼんやりしている。
ドアスラムって単語も出てきた。どうやら、INFJは人間関係に疲れ果てた時、ドアをバアン!!!と閉めるように、連絡を絶つことがあるらしい。
うわ、私もやるなあ、それ。
ぐるぐるぐるぐる、考える。
考えることは、好きだ。充実した時間だ。
正直最初は、こんなタイプ診断、自我をこじらせるだけだから、あんまり深入りするべきじゃないと思ってた。
しかし、なんとまあ。
物事を考えると、自我が溶けてく。
あるいは、誰にも会わないでいると、自分が誰だかわからなくなる。
こういうのは、もしかして、ENFP的、なのだろうか。
私、ENFPでした!って結論に至るために書き始めたのに、今、どつぼに嵌っている。
一瞬のうちに、私は私を、通り過ぎてしまう。
そう、何がなんだかわからなくなった時に、私が軸にしたのは、”自分の男の好み”であった。
私が今までどんな男の子が好きだったか。
簡潔に言えば、私の好みは、ISTPである。
無口で、時々ぼそっと面白いことを言う、男の子。
つづける