小山陽子

三十代既婚者。 パートナーは九歳年上。 読書、車の運転、料理、旅が好きです。

小山陽子

三十代既婚者。 パートナーは九歳年上。 読書、車の運転、料理、旅が好きです。

マガジン

  • 音楽っていいよなあ

    好きな音楽について書きます。 ギター奮闘記も。

  • 思い出のアルバム

  • 食べもの

    食べたり作ったりします。

  • 読書感想

    読書記録や、大好きな一冊について 書いています。

  • 家族

    大切な家族や、友達について書くと思います。

最近の記事

また反感を買いそうな、BUMP OF CHICKENライブの感想。

この記事は、BUMP OF CHICKENの大阪京セラドームでのライブに参加した感想です。 (※かなりの捻くれ者かつ視野の狭い人間の一感想です。こういう奴もいるんだなとお収めください。) ライブ直前にチケットを取ったので、スタンド席の一番後ろだった。 すり鉢状になっている客席の、一番高い場所から見下ろすステージは小さい。でもすごく見晴らしがいい。広大な視界がひらけているのに、自分に与えられたスペースはとても小さくて、すぐ目の前に見知らぬ人の頭がある。 恐怖がせり上がってく

    • 会社は待ってくれていた。

      昨日、今日と久しぶりにタクシーを運転した。数ヶ月ぶりだったので少し心配だったけど、落ち着いて仕事ができた。 本当は退職するつもりだったのに、昨日の朝、踏みとどまったのだ。 「細々と続けていこうじゃないか」そう思った。 自分の内側で何かが変わったみたい。 雲行きが怪しくなったのでいつものごとく自ら派手に(?)ぶった切ろうとしてた道が、元通りに繋がり、目の前に差し出された。 意外だったのは、ほんの数日前はイヤでたまらなかったその選択が、何だか悪くないと思えたこと。 やはり自分は

      • かけがえのないプレゼント

        夫と付き合い始めた頃、彼がプレゼントをくれた。 何だろう?と開けてみたらモバイルバッテリーだった。うん…?と思って聞くと、私がしょっちゅうスマホの充電を切らしているので、という事だった。 仕事などで外に出ている時、充電が切れればそのままにしていた。ちょっと不便だけど、帰宅すれば使えるようになる。誰かから連絡が来ていても、その時確認すればいい。その程度の認識だった。 バッテリーを貰った私はありがたいと思いつつも、荷物が増えるな…などとも考えていた。 しかし、それから自分のスマ

        • 頭の中がお花畑になりがちな自分。

          小学生の頃、プロフィール帳というものが流行っていた。親しい人に自己紹介カードを渡し、記入してもらい、綴じていくのだ。私は、友達から貰った自己紹介カードを書くのがとても好きだった。 その中にはいろいろな質問があった。 『血液型は?』『好きな食べ物は?』『好きなテレビ番組は?』 普段考えないような事も訊いてくれるので、あれこれ思いを巡らせるのが楽しかった。 『何歳で結婚したい?』という質問には、なんとなく、「23〜25才」と書くのが定番だった。 小学生の自分が結婚を考えた時、

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        記事

          一方的かつ反感を買いそうな近況報告。

          久しぶりに記事を書きたくなったので、読んでくださる方に近況を報告したいと思う。それには昨年からの心境の変化も汲んで、説明してみたい。 2023年秋。私は仕事がダルくなり、量を減らすことにした。結婚してちょうど二年。その頃、取り憑かれたように願っていたことは妊娠することだった。毎月生理が来たら、この世の終わりかというぐらい、落ち込んでしまう自分がいた。 なぜ、そこまで落ち込むのかというと、仕事がマンネリの苦役に思えていたからだ。元々やりたくて就いた仕事だけど、なかなかストレ

          一方的かつ反感を買いそうな近況報告。

          銀の翼で翔べ

          私は、X(旧Twitter)を一日に何回か開く。 何となく暇つぶしに、ドラマを観た後他の人の感想を読むために、興味のある人・物の情報を得るために、見ることが多い。 昨日、生田斗真さんの名前がトレンドに上がっていた。 インスタグラムの質問箱に届いたファンのコメントに対する、生田さんの返答に批判が集まっていた。 (詳しい内容について、知らない方はお手数ですが調べてみてください。) 生田さんとファンの方のやり取りを見て、 『あー、何かすごいラフやなあ……』 と感じた。形式張らな

          銀の翼で翔べ

          破天荒板さん

          部屋の掃除をしていたら、2014年に使っていた手帳を見つけた。 当時の私は毎日、手帳に日記をつけていた。妙にテンションが高く、絵文字が多くて馬鹿っぽい文章なんだけど、カラッとしたニュアンスで結構読みやすい。 読んでいると、今とは全く違う環境でがんばっている自分が何ともうい奴に思えてきて、エモーショナルな気分になってくる。 当時働いていた職場の方々は、癖はあるが面白い人が多かった。 今日は、その中でも特に印象に残っている人について記したいと思う。 十年前、私の勤めていたのは温

          破天荒板さん

          本はできれば手元に

          小さい頃から本を読むのが好きです。 沢山は読めないけれど、これからも読書を楽しみながら、自分の世界を拡げていきたいと思ってます。 そんな私の本棚には、母の影響で好きになった田辺聖子の小説、モンゴメリの赤毛のアンシリーズ、上橋菜穂子の守り人シリーズがあります。 成人してから、少しずつ買い足していきました。 仕事中にお客さんに薦めてもらった小説も増えてきました。佐伯泰英や葉室麟などの時代小説は、自分ではハードルが高かったのですが、読むきっかけを与えてもらって本当によかったです

          本はできれば手元に

          私の推し。

          最近、推している人物について語りたい。 俳優の本郷奏多さんだ。 彼の存在は知っていたものの、大勢いる俳優さんの中の一人という認識だった。 実写版『鋼の錬金術師』のエンヴィー役と聞いて「おお違和感ないな!」と感嘆するぐらい。 今年の大河ドラマ『光る君へ』で花山天皇を演じているのも、あ〜イメージに合ってるな…ぐらいの感覚でニコニコ観ていた。 ある日、彼のYouTubeチャンネルを何気なく見つけてポチッとしてみた。 確か『さいあく』という名の動画だった。 すると本郷さんが、こちら

          私の推し。

          夫の実家

          夫の実家に行くと、たくさんのお土産をもらう。 義父が畑で育てた野菜、ぽんかんやユズなどの柑橘類、ジップロックに入れ冷凍した食材、おでんや炊き込みご飯、梅酒などお手製の物。 食べ物のほかにも、義母のハンカチやかばん・衣服から台所スポンジや食器などの生活用品まで、とにかく多種多様のものを持たせてくれる。 家から車へ何往復かして積み込むくらい大量の場合もある。 最初は「こんなに頂けるんですか!?ありがとうございます!」と驚き押し頂きつつ、いざ帰ってみると持て余すことが多かった。

          父と墓参り。

          数日前のある日、父から連絡があった。 「今日は仕事?」 最近の私は例によって仕事に嫌気がさし、自由出勤なのをいいことに、また休んでいる。 人生の宿題だ、などと分かったような記事を書いておいてすみません。 「休んでます」とLINEを返したら、すぐに電話がかかってきた。 彼岸に墓参りができなかったので、今から一緒に行かないかとのお誘いだった。 もちろん二つ返事で行くと伝え、急いで準備をしていたら、電話からきっちり三十分で迎えに来た。相変わらず時間にシビアな父だ。 父がどういう

          父と墓参り。

          緩すぎる自己流ヨガのススメ

          面倒くさがりで継続の苦手な私が、十年近く細々と続けていることがある。 それはヨガだ。何か手軽に始められる習慣を探している人がいたら、ぜひお勧めしたい。 まず、ヨガは自宅で出来るのがいい。 二畳ぐらいのスペースがあれば十分だ。ヨガマットは2、3000円ほどで手に入る。私は最初、居間のカーペットの上で試みたのだけど、開脚して立つ時に足がズルズル滑るので困った。マットがあれば快適だし、カーペットを傷めない。そして気分が上がるのでオススメである。 ヨガは一人で出来るのがいい。 私

          緩すぎる自己流ヨガのススメ

          映画『PERFECT DAYS』

          (※ネタバレ若干あります。展開には触れてません) 予告を見て気になっていた映画。 役所広司さん演じる主人公・平山の生活を切り取った、ドキュメンタリーのようなフィクションだ。 どんな作品かというと、ずーっときれいな空気が漂っている映画だ。 基本的には、トイレ清掃員として働く平山さんの毎日が繰り返される。早朝、まだ薄暗い中起きてもみじの苗木に水をやり、顔を洗い髭を剃って、作業着に身を包む。 質素な木造住宅の扉を開け、外に出た平山さんは何かを見上げて微笑む。 毎朝、この喜びと期

          映画『PERFECT DAYS』

          ラジオの思い出

          たしか私が中学生になった頃、父が家にあったラジカセを出してきて、ラジオを聴くことを教えてくれた。 それはCD・カセットテープ・ラジオが聴けるプレーヤーだった。 父が借りてきたCDを再生しながら、音源をテープに録音していたのを小学生の私は覚えている。 振動が伝わるとテープに雑音が入ってしまうので、ドタバタ歩くなと怒られた。 学校の授業で習う音楽とか歌うことは好きだったけど、自分から進んで触れたことはなかった。 ラジオを聴くようになって世界が少し広がった。双子の姉と一緒に、夜

          ラジオの思い出

          いやいや行ってたよね

          私は記憶力がよくない。 夫といると、しょっちゅう過去に話した事を覚えていないと呆れられる。 そう言われて自覚してみたら、確かに記憶は断片的な映像や誰かの言葉の切れはしをまだらに反芻できるくらいだ。しかもそのレパートリーが少ない。強く印象に残った体験は思い出せるものの、時系列で整理できるようなものではなくて、頭の中に無秩序にゴロゴロ転がっているようなかんじだ。 そんな自分が過去について書こうとすると、すごく情報量の少ない言い訳だらけの文章になる。 書いてるうちにもどかしくなっ

          いやいや行ってたよね

          源氏物語「帚木」あらましと感想2

          理想の女性について左馬頭は一家言あり、長々話し続けています。その間、源氏は心の中で藤壺の宮を思っていました。光り輝く理想の女性・藤壺に手の届かない苦しみで胸はいっぱいです。とりとめのない女性談議は朝まで続きました。 紀伊守の邸へ 翌日、源氏は妻の実家である左大臣家へ向かいます。妻・葵の上は源氏より四歳上の気位が高い女性で、結婚当初からよそよそしい態度を崩さず、源氏は物足りなさを感じています。 左大臣家に泊まろうとしていた源氏ですが、方角がよろしくないと家従が知らせに来た

          源氏物語「帚木」あらましと感想2