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なの日記「散歩と記憶」

散歩をする時、人はぼーっとしている。とても当たり前の事を話すが、何かをぐるぐると思考するでもなく、風に頬を撫でられながら思考を泳がせている。
そういう焦らない時間が人には大切ではある。鬱患者の治療法にも“散歩をしましょう”と言うものがあるくらいだ。せかせかする毎日の中で常に頭を働かせてしまう人こそ、ぼーっとする時間が必要なのだ。

ただ今日はそんな話ではない。

今日、僕は雨の中を散歩していた。
夏の蒸し暑くじめっとした中を歩くながら色々と考え事をしていたのだ。
そのなかで、
「あ、〇〇○の事について、帰ったら深掘りして考えてみよう。」
と思ったのだ。それは確かに記憶している。
しかし、その●●●とはなんだったのかが思い出せない。でも確かに、心に引っかかる問題があったのだ。何かを見て何かを思い、記憶しておこうとしたのだ。

忘れたことは覚えているが、なんなのかが思い出せない。だなんて不思議な感覚だな。と今思っている。

思考の思考のそのまた思考みたいで、
つまりは何が言いたいのかが分からなくなってきた。


ただ今日は今日のうちに日記として記しておきたい。
そのためにこんな時間に急いで文字を打っている。
また明日もあるので今日は寝なければ。

家に帰ると何故か時間に追われてしまう。

それが今の僕なのだ。    なの

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