人としての余裕を持つとは
日本は高齢化と少子化が進み、今後ますます人口が減少していくことが予想されます。
(厚労省の発表によると、2023年に生まれた子供の数は72万7277人で、過去最低となりました)
同時に、日本の経済力は下がっていき、国力の衰退も懸念されています。
今後の日本がどうなっていかなければいけないかというと、余裕のある人が、余裕のない人を助けてあげられる社会にならないといけないと思います。
寛容性のない社会には、成長はないと思うからです。
余裕のある人とは、どういう人か。
それは「与えること」「待つこと」ができる人ではないかと思います。
「与えるもの(お金や知識やスキルや情報)があり、それを人に与えられる人」
「人の成長、変化を見守って待てる人」
ということです。
この2つは、寛容的な姿勢を持つためには、大切であると思います。
では、
余裕のある人になるには、どうしたらよいのでしょうか。
余裕を持つ人になることに関して、大切なことは3つあると思います。
まずは、「お金」です。
「お金」に関しては、種銭をつくるのがなにより大切です。
ここがないと、余裕を持つことは難しいと思います。
実家を利用する、貯金の期間をつくる、こつこつと投資をする、など、なんでも良いので、種銭の確保はしっかりと行うことが大切です。
今は、新NISAなどの影響で、投資に関する情報も増えています。お金について考え、調べ、実行していくことが大切です。
次に、「時間」です。
「時間」に関しては、解決すべき問題に集中して、優先順位をつけていくことが大事です。
この考えは『イシューから始めよ』(安宅和人 著/英治出版)から得ました。
『イシューから始めよ』では、時間の使い方が上手い人は、一つのことをやるスピードが速い人ではなく、イシューを見極めることができる人であるとしています。
1日が24時間と区切られている中で、今の自分にとって本質的なイシューを見極めて、価値を生み出していくことが重要であることが、この本から分かります。
時間の振り分けを上手にしていくことが、時間に余裕を持つためには大切です。
最後に、「スキル」です。
人に役立てるスキル、人のニーズを満たすスキルを持っていることも、余裕のある人には大切です。
スキルといっても、資格や実務経験だけでなくてもいいと思います。好きなこと、興味のあることの知識やそれで行動に移したこと、そこで得た知見なども、スキルに入るので、まずは自分が打ち込めることを見つけることが大切です。
当たり前にやってて褒められたことや、人に言われなくてもやっていることに目を向けて、それをどう活かせばよいか、真剣に考えることが必要であると思います。
これら3つは最低限で、余裕のある人になるためには、まだまだ必要なことはあると思います。
でも、この3つを持っている人とそうでない人では、心の余裕に差が出てくると思います。
まずはこの3つを意識して、人を助け、自分を助けてくれる人を集めていくことが、これからの日本で生きるには大切なのではないでしょうか。
僕も周りの人を助けられるよう、余裕を持ち、寛容的に人の役に立っていける人になっていきたいと思います。