本屋さんで本を探す時間 | 今週のすきノート
牛丼屋にあるようなコの字型カウンターの雰囲気
「懐かせたい 懐かせたら自分が特別な存在になった気がする」
クスッと笑える文章
あの人のまっすぐな瞳
「やらない後悔よりやって大成功」
書き手の人柄が垣間見える文章
お風呂上がりの肌に化粧水を塗ること
これ見よがしという言葉
インダストリアルなデザイン
本屋さんがブックカバーを掛けているシーン
本屋さんで本を探す時間
洗濯物が風に吹かれるのを見ること
中央線から富士山が見えるのを確認すること
ずっと行きたいと思っていた本屋さんユトレヒトに行けた。駅から少し歩く住宅街。それに建物の2階にあって、外から見ただけでは本屋があるとはほとんどわからない。
だから元々ユトレヒトの存在を知っている人が来ることが多いのかなと思うけど、その形でお店をやっていけることがいいなと思った。お店の面積も決して広くはないけれど、店主が置きたい本、作者が店主を信頼して置いている本が詰まっている。
BGMはなく、静寂の中お客さんが思い思いに本を探し眺める時間が流れているだけ。でもそれを窮屈だと思わなかった。これを書いている今になって、そう言えば何もBGMがなかったことを思い出した。私は家にいても音楽を流しながら何かをすることが多くて、外出する時も音楽をイヤホンで聴くことが多い。だから、家で何も音楽が流れていない無音の状態、イヤホンをせずに外を歩いている状態があると、「今何も聴いていない」とはっきり自覚して少し違和感を覚える。でも、ユトレヒトではその違和感がなかった。周りの音が気にならないくらい、夢中で本を探していたのかもしれない。
ユトレヒトには無音状態を可能にする何かがある。本を探したあの時間は、何かが満ち足りているような気分だった。
その後映画を観に行った。公開されたら観ようと決めていたので、それを叶えられて嬉しかった。
2024年もそうしてきたけど、2025年もエンタメにお金を払うことを積極的にしていきたいと思う。本を買う、映画館で映画を観る、舞台や演劇を観に行く。無料で情報やコンテンツを多すぎるほど得られる今だけど、だからこそお金を払って観ることを大切にしたい。