第101回箱根駅伝16人エントリー答え合わせ
お世話になっております。
今回は昨日発表された箱根駅伝16人エントリーに際して私が予想したものの答え合わせの記事ととなります。
そこから山要員の控えなどを軽く解説させていただく記事になります。
ちなみに今後出す記事にて、各校の戦力分析と山要員・区間予想をさせていただきますので、そちらの記事もよろしくお願いします。
では本題行きましょう!
青山学院大学
外してしまった選手 佐藤有一
外れてしまった選手 遠藤大成
ということでMARCH対抗戦で3組学内2位の遠藤大成に代わって、MARCH対抗戦不出場の佐藤有一が入りました。本人の志望区間が6区ということで、おそらくその候補として調整していたのだろうと思います。
出雲・全日本出走者の中で外れたのは、折田壮太のみ。折田はMARCH対抗戦ではDNSとなり、今シーズンも故障が周りの1年生よりも多かった選手のため、痛手ではないでしょう。
駒澤大学
外してしまった選手 山口真玄 白井恒成 坂口雄哉 新谷倖生
外れてしまった選手 金谷紘大 島子公佑 工藤信太朗 小松聖
さて大外しというより、予想している方々も予想外といってる方が多かった印象です。
先ずおそらく新谷倖生坂口雄哉は5区候補、山口真玄・白井恒成おそらく6区候補でしょう。個人的には金谷君を一回も駅伝で見れなかったのは残念ですね。
出雲・全日本出走者で外れたのは島子公佑。スピードランナーですが距離対応が追い付かなかったようです。
城西大学
外してしまった選手 伊藤大晴
外れてしまった選手 正岡優翔
平地に強い選手を16人ぶち込んできましたね。
上尾ハーフで64分台を出した選手の中からサバイバルで、昨年も63分台を出している伊藤大晴が残った形になります。
後は山候補がいまいちはっきりしないのが少し気になりますね。
出雲・全日本出走者で外れた選手は1人もおらず、順当なエントリーといえるでしょう。
東洋大学
外してしまった選手 薄根大河 内堀勇
外れてしまった選手 倉本晃羽 馬場光
直前に記録会に出ていた馬場光と、5区候補最有力とみられていた倉本晃羽がはずれ、インカレハーフ4位の薄根大河と、秋口好調だった内堀がはいりまいした。
となるとおそらく山の候補としては、5区は緒方・松井・宮崎の3人。
6区は西村真周と、競歩からコンバートの永吉の2人が候補でしょうか。
出雲・全日本出走者で外れたのは、全日本5区を走った、久保田琉月。直前の川越ハーフで、途中まで一番速いペースの集団で走っていてのDNFで、状態が少し心配されるところです。
國學院大学
外してしまった選手 佐藤快成
外れてしまった選手 田中愛睦
監督の信頼は厚かったものの、調子を落としていた田中愛睦がはずれ、5区候補として度々名前の挙がる、4年生の佐藤快成が入りました。
あとはボーダーライン上にいた、4年生たちがはずれ、ルーキーの岡村享一がはいりました。
出雲・全日本出走者で外れた選手はおらず、2冠メンバーが順当なエントリーを果したといえます。
法政大学
外してしまった選手 澤中響生 重山弘徳
外れてしまった選手 平山櫂吏 山際晃太朗
上尾ハーフで64分台を出した澤中・重山の2人が入りました。
そしてその代わり29分半を切ったルーキーたちは外れる形となりました。
そこは1万mのタイムに比重が比較的軽い坪田監督らしい判断となりました。
出雲を走ったメンバーはしっかり順当にエントリー。チームの核を担う選手達になりそうです。
早稲田大学
外してしまった選手 和田悠都 山崎一吹
外れてしまった選手 伊藤幸太郎 小平敦之
先ず、1番に山崎一吹が間に合いましたね。選手層的にはここが1番大きいと思います。
後1人入ってきたのは4年生の和田悠都。早稲田の中でも本当に叩き上げに近い選手。おそらくほとんど記録会に出ていないですから、山の控えの可能性が高いと考えています。
出雲・全日本出走者で外れた選手はおらず、順当にエントリー、状態が心配な主力の伊藤大志もしっかりエントリーしています。
創価大学
外してしまった選手 浦川栞伍 齋藤一筋
外れてしまった選手 川田聖真 山瀬美大
さて、上尾ハーフでの成績を考えたら石丸修那が入って、浦川栞伍が入らないのはちゃんちゃらおかしかったですね。
もう1人齋藤一筋はほとんど試合に出てない選手。川上翔太とともに、6区山下り候補であるといえるでしょう。昨年も山を好成績で下った川上は、世田谷ハーフで見せた通り平地の実力もありますから、川上が平地に回る場合は、齋藤一筋が6区山下りの第1候補になりそうです。
出雲・全日本出走者で外れた選手はおらず、しっかり順当にエントリーしているといえますね。
帝京大
外してしまった選手 高島大空
外れてしまった選手 松井一
松井一が外れるのは少し意外ではあります。直近の日体大記録会では学内1位で、エントリー入りした藤本雄大・山口翔平・鎗田大輝の3人を上回った選手。距離対応が追い付かなかったといったところでしょうか。
そしてその代わりに入ったのは高島大空。上尾ハーフでは1:04:22で走った選手。昨年の箱根予選では、全体242位で走っています。
出雲・全日本出走者で、外れた選手はいないので、その点は順当といえるのではないでしょうか。
大東文化大
外してしまった選手 赤星龍舞
外れてしまった選手 P・ワンジル
入ったのは赤星龍舞。上尾ハーフでは1:04:35で走った選手。ただ直近の日体にも出走がない選手で、もしかしたら山下り候補の可能性もあります。
出雲・全日本出走者で、外れた選手はP・ワンジル。20㎞レースでは振るわないことも多く、全日本ではつなぎ区間でも本来の走りができなかったということで、少し駅伝に関してイップスに近いものがあるのかもしれません。
立教大
外してしまった選手 中田紫音 永井駿
外れてしまった選手 伊藤匠海 高田遙斗
予選会でチーム11番手の高田遙斗がまず外れましたね。全日本後のレースがなかったですから、山かもと思いましたが違ったようです。
後は記録会で絶好調だった伊藤匠海も外れてしまいましたね。おそらく距離の部分に懸念があったのでしょうか。
変わって入ったのは、中田紫音と永井駿。永井駿はおそらく5区山登りの候補選手。
中田紫音は3千m障害がを今年専門種目にし、で関東インカレでは5位入賞を果した選手。6区の控え選手といえます。
箱根予選・全日本出走者の中で外れたのは、先述した高田1人。ある程度順当にエントリーしたといえます。
専修大
外してしまった選手 丹柊太郎
外れてしまった選手 大濱優輝
これは少し驚きですね。
外れた大濱優輝は、直前の日体大記録会では、16人エントリーに入った手塚・大西・田口をも、1万mで上回りました。
1年生なので距離対応に大きな不安があったのでしょうかね。
変わって入ったのは、直近に1万で自己ベストの丹柊太郎。志望区間は6区なので、山下り候補と思われます。
箱根予選出走者の中で外れた選手はおらず、順当なエントリーといえるでしょう。
山梨学院大
外してしまった選手 J・ムトゥク 高橋楓河
外れてしまった選手 溝永怜央 占部大和
ムトゥクを外したのは完全に失念でした。
あと1人、入ってきたのはルーキーの高橋楓河。上尾ハーフで64分台を出し、エントリー入りを果たした選手です。
外れた中では、夏場に28分台を出した溝永怜央が少し痛手か。ただ直前の記録会にほとんど出ていませんでしたから、アクシデントが長引いた可能性が高そうです。
箱根予選出走者の中で、外れた選手は占部大和。箱根予選では振るわなかったとはいえ、少し痛手といえるのではないでしょうか。
日本体育大学
外してしまった選手 高村比呂飛 瀬戸雅史 𠮷田黎大 佐藤大和
外れてしまった選手 杉本訓也 西槇駿佑 溝上賢伸 天瀬海斗
まずごめんなさい。エントリー予想をした時点で世田谷ハーフで64分台の選手達を完全に失念していますね。下級生の佐藤大和と吉田黎大は、2年生以下の戦力が乏しい日体大にとって光のような存在です。
高村比呂飛と瀬戸雅史は下り要員か。瀬戸の志望区間は6区ですし、高村は1万mに最近、積極的に出ていますが1500mの学生王者。
ただ直近の日体大記録会では、主力の田島と同じ組で出ており、もしかしたら平地でビックリの活躍を見せるかもです。
箱根予選・全日本出走者の中で外れたのは、なんと4年生の3人。箱根予選でDNF選手を除いた下位3人になります。
この場合は吉田・佐藤ら下級生の突き上げにより、押し出された形とみるのが妥当であり、チームとしての成長といえるのではないでしょうか。
中央学院大学
外してしまった選手 長部虎太郎 長友英吾 日数谷隼人
外れてしまった選手 清水猛 稲見峻 徳善龍
少し痛手を伴うエントリーとなっていそうなのが中央学院。
伸びてきてほしかった黒葛野や、主力候補だった稲見も、怪我からの回復間に合わず、外れる形となりました。
ただ上尾ハーフでの上位陣の結果は非常に良かったですから、その結果を箱根につなげたい所です。
ルーキーたちは、上尾ハーフで65分台までで収めた2人。おそらく山候補ではないと思います。
ただ箱根予選で外れた選手はいなかったのはよかったと思います。
中央大
外してしまった選手 なし
ここは非常に順当にエントリー。
主力選手も、2年生で怪我が長引いてしまっている柴田大地以外は、しっかり順当に16人エントリー入りしています。
佐野拓実・東海林宏一・高沼一颯といった4年生たちも外れる形となりましたが、調子が上がりきっていないかったですし、中大の藤原監督はこう言った非情な決断をしっかりとしてきた監督ではあるので、順当といえるのではないでしょうか。
箱根予選・全日本出走者の中で外れたのは、先述した佐野と東海林の2人。
秋以降、嚙み合わなかったチームの歯車が、MARCH対抗戦以降、漸くはまって、回りだしたという印象です。
日本大学
外してしまった選手 中澤星音
外れてしまった選手 滝沢愛弥
中澤星音が間に合ったと判断されたのは、少し意外でしたね。
直近の記録会では1万の29:57。外れてしまった滝沢は同記録会で違う組とはいえ、29:09を出していますが、何かあったのでしょうか。
箱根予選出走者の中で外れた選手はおらず、順当なエントリーといえるでしょう。
東京国際大
外してしまった選手 山本泰輝 政仁斗
外れてしまった選手 白井勇佑 松田拓也
まず残念なのは4年生の白井勇佑。3年前の出雲優勝メンバーのうちの1人で、4年間チームを支えてきましたが、最終学年は苦しみました。これで競技は引退というのはかなり寂しいですよね。
入った選手は山本泰輝と政仁斗。山本は上尾で63:29を出した最上級生になります。
政は11月頭の日体で29:08を出した1年生。もしかしたら特殊区間候補の可能性もあります。
神奈川大
外してしまった選手 中原優人 三原涼雅
外れてしまった選手 森稜真 太田宗一郎
先ず世田谷ハーフで結果を出した下級生2人が外れています。
森稜真と太田宗一郎は難コースの世田谷ハーフで64分台を出した選手。今後に期待です。
入った選手でいうと中原優人と三原涼雅。特に三原は春シーズン好調だった選手。9区志望とのことですが、昨年は激坂王にも出走している選手で、5区山登り候補も兼ねているのでしょうか。
順天堂大
外してしまった選手 石岡大侑 小林侑世 林龍正 谷本昂士郎
外れてしまった選手 油谷航亮 岩島共汰 服部壮馬 児島雄一郎
こちらも少しサプライズか。
まず箱根予選を走った4年生の油谷航亮と、主将の服部壮馬がはずれ、さらに箱根予選を走り、上尾ハーフでも63分台を出した、児島雄一郎も外れました。あとは、直近の順天堂記録会で28分台で出走者TOPを出した岩島共汰も外れました。
その中で入った、石岡大侑・小林侑世は春に好調だった選手達。
谷本昂士郎と林龍生は6区山下り候補でしょうか。
あとがき
ということで今回は箱根駅伝16人エントリー予想の答え合わせ回でした。
正答率は88.4%ということで90%達成ならず…なかなか難しいですね。
ただ今回のエントリーは例年に比べてエース級のエントリー漏れがほとんどなくひとまず安心といったところ。(東洋の松山和希はエントリー漏れしましたが…。)
次以降の記事では、各校の戦力分析と区間予想をやっていきます。
ナンバーカードの逆順なので順天堂大からやっていくことになります。
次回の記事もよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。