ハハとのこと
今回タイトルつけるの悩みました。なんてタイトルがいいだろうか…色々考えてシンプルにそのままつけました。
最近こちらの記事を読ませていただきました。
子供が不登校になり、祖母…つまり自分のお母さんとの関係性や距離感、私もすごく悩んでいたな…と感じ、当時のことを振り返りながら書いてみようと思いました。
長女が不登校になったということを知ったとき母は最初受け入れてくれていたように見えました。
離婚して、近くに越してから母のおうちでお昼ごはんを食べることも多かったのですが、いつも通り遊びに行っていた日のこと。
ごはんの支度が整って「さぁ、食べるよー」と食卓を囲い始めたときに長男がダラダラしていたんですね。
それで母が食卓につくように注意していました。それでも長男はなかなか動かなくて「そのうち食べるよ、ほっとこう」なんて私も言っていたとき、その音は響いたのです。
ーバシッ!
え、と思って見てみると母が何度も長男のおしりをめいっぱい叩いてました。
そこから母の怒号が響き、驚いた次女が泣き出しました。そして、その言葉の矢は長女にも…。
↓こちらでも投稿したとおり、この言葉を投げられた長女はへなへなと力尽き、横になり、しばらく魂が抜けたように天井を見つめてました。
きっと母のなかで孫に対する不安が溜まっていたのだと思います。
これを皮切りに母から長文のラインが届くようになりました。
「これからどうなるか不安」
「祖母として接し方がわからない」
「見守るほうもしんどい、経過を教えてくれないと」
要約すると、上記のような内容について自分自身の不安や現状の不満に絡めて、ずらりとたくさんの文字を並べて送ってきました。
そのたびに私は親に対して配慮がない至らない娘…そんな気持ちになり、落ち込みました。
けれど、不登校の子をもつおしゃべりの会でそのことを相談しました。そしたら
スルーしてもいいんだよ、無理に返事しなくてもいいんだよという答えをもらい、
距離をとってもいいんだ。そのことにとても気持ちが楽になったのをいまも、覚えています。
それから私は自分の気持ちがしんどいときは無理に返信しないようにして
だけど、母が孫のことが心配だからついその気持ちが乗っかって、でもどうすればいいかわからない
その気持ちもわかるので…自分なりに色々なひとの話を聞いたりして学んだことを母にもラインで伝えるようにしました。
「一番辛くて不安なのは本人」
「その、まわりにいる私たちがその不安を煽るような言動したりすると逆効果」
「こどもたちはおばあちゃん(母のこと)が大好きだから、これまでと同じ様に接してくれたらいい」
「心配させてごめんね、ありがとう」
繰り返し繰り返し、そのことをラインで伝えました。
母も自分なりに情報収集したりして、プラスの言葉かけを私にしてくれるようになりました。もちろん、揺らぎの言葉もなくなったわけではないけど
それは、自分も不登校に対して最初と比べて「納得」して「前向き」に考えようと思ってもまだ揺らぎが多かった時期でもあり…そう感じるところは
同じと思えたので…不安に思うのはしょうがないことと受け止められるようになりました。
そして長女が高校に入学して、バトンタッチで長男が不登校、次女も今年のGWに不登校に。
母なりにやはり将来のことなど(長男今年受験生)を思うと心配になったりはありますが…長女のときのように激しく感情をぶつけたりすることはありません。
もちろん、学校に行くことを一番に望んでいるとは思いますがいつもさりげなくこれからについてどうしたいか?そんな話をしてくれているみたいです。
そこで聞いたこどもたちの言葉を教えてくれたりしています。
正直、私はいまも母と話すことに苦手意識を覚えることもありますが、いつもいっぱいの差し入れをもって、笑顔で接してくれる母に「ありがとう」と思います。
ちょっと過去のことを今回振り返って当時のことを思い出して「辛かったな…」「もっとこうしていれば」と若干タラレバ思考が生まれましたが(笑)
こうして改めて文字にして、よかったと思います。なんやかんや支えてもらっている部分もあるので…母に感謝ですね。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
からふるでした。