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明けない夜はない?〜テストの開始基準と終了基準

良い子のみんなー!
愛と平和を歌って笑顔を届ける愉快なピエロ、MR.SMILEだよー🤡

客席の照明が落ちる。
瞬間、ステージと演者を際立たせる。
血湧き肉躍るライブのスタート!
始まってしまえば、どんなに出来が良くても
悪くても、ただ終わりに向かって進んでいくだけ。
何事もそうだ。名残惜しい終わり、
早く来てほしい終わり、色んな終わり方がある。
そんな小さな始まりと終わりを繰り返して
日々は過ぎ去り文字通りの「過去」になる。

いきなりポエムってみたけど、
ソフトウェアテストにも当然だけど
始まりと終わりがあるよ。

今回はテスト計画で考慮する、
開始基準と終了基準についてのお話だよ。

本当に始めてもいい?大丈夫?


ソフトウェアテストの開始基準は
ざっくり以下の4つに分類できると思うよ。

①テスト対象のソフトウェアが実装済み
②結果判定ができるテストケースを作成済み
③テストできる環境、ツール、データの準備完了
④テストを行う担当者の割り当て済み

テストにも色々な種類、役割があるけど、
テスト計画を立てる時に考える内容は
大きく変わらないんだ。

①は開発側、②はテスト側、
④はテストマネージャーの責任範囲になるよ。

③はテスト対象の内容とか開発状況によって
開発側とテスト側で分担することが多い印象だね。
例えば会員データの表示画面のテストの場合、
会員登録機能が実装済みであれば、
テスト側で登録して準備できるけど、
会員登録機能が実装中だったりすると、
開発側で表示確認ができるダミーのデータを
準備してもらったり、登録処理ができる
ツールを作ってもらったりするケースがあるんだ。

テストプロセスのテスト準備の話をしたけど、
このテスト準備ができてるかどうか?の
基準をテスト計画で考えておくんだね。

終わっていい?まだ?何で?


ソフトウェアテストの終了基準は
ざっくり以下の3つに分類できると思うよ。

①テスト実行でやるべきテストケースを全て完了
②定義した測定手法での品質基準を達成
③残っている欠陥がない、または対策が合意済み

①はテスト実行の解説に書いた内容だね。

②はソフトウェアのどの部分を
どの範囲までテストするか?を定量的に考える
カバレッジ(網羅率)や組織の定めた品質基準を
元に達成、未達成を判断するよ。

カバレッジの指標はテスト対象の
ソースコードや、機能要件、
ユーザーの使い方など色々な種類があるんだ。

テスト対象、テストのタイミング、
テストの目的に合わせて適切な指標を選ぶのも
テスト計画での大切なお仕事になるね。

③基本的に欠陥は全て解決済みが終了基準だけど
開発側とテスト側で合意することで
欠陥が残った状態でもテスト完了
とする基準を考えるんだ。

ユーザーへの影響が無い、
または極端に少ないケースや
テスト完了後に引き続き対応やアップデート時に
反映させることが決まってるケースとかの
優先度が低い欠陥の件数を基準としたりするよ。

これらの終了基準をテスト計画で考えて、
関係者に共有し、その終了基準を満たすよう
開発側にも協力を要請したりしながら、
テストプロセスを進めていくんだ。

ゴールへの道のりを確認しよう

そこ道のりが遠く険しくても、いつかはたどり着くはず

開始基準でスタート地点を、
終了基準でゴール地点を決めても、
闇雲に走ってしまうと時間内にゴールに
辿り着かなかったり道に迷うかも知れないね。

時間内にゴールする為にどうするか?
を前回、紹介したテスト戦略やアプローチで
考えると言うイメージになるんじゃないかな?

それにしてもテスト計画を作るにも考えたり
決めたりすることが多いね?

テスト計画については
あと少し説明することがあるので
次回も引き続きテスト計画に必要なことを
解説していくので頑張ってついてきてね。

では、今回はこの辺で!
最後まで読んでくれた良い子のみんなー!
さんきゅーすまいる🤡

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