好奇心と想像力を持つ細かくて勤勉な変わり者〜テスト担当者
良い子のみんなー!
愛と平和を歌って笑顔を届ける愉快なピエロ、MR.SMILEだよー🤡
前回に引き続きJSTQB FLの
「5.1.2 テストマネージャーとテスト担当者のタスク」
のテスト担当者のお仕事を見ていくよ。
テスト担当者
テスト担当者の主なお仕事は以下の通り。
テスト分析からテスト実行までは
過去に説明したので大丈夫かな?
やること多くて大変そうだけど、
一人で全部やるわけじゃなくて
何人かのテスト担当者で分担することになるよ。
アジャイルとか小さな単位ごとで全部やるけど、
その場合は一つ一つの作業も
小さなものになるよ。
基本的にテストマネージャーとかが、
経験や知識、スキルに応じて
割り振ってくれることを期待しよう。
(たまに無茶振りがあるから気をつけて)
分かりにくい箇所を補足
テスト担当者のお仕事の中で、
いくつか分かりにくい箇所は補足説明していくね。
この辺はテスト側だけで
対応できない場合も多いので開発側や
その作業の知識がある人に問い合わせたり、
対応を依頼する必要があったりするよ。
環境やテストデータの準備や作成は
サーバーやデータベースへの
アクセス権限とか制限があった場合は
開発担当、またはアクセス権限がある人に
依頼することになるね。
テスト自動化の場合だと、
スクリプトと言うシナリオの流れを書くんだけど
プログラムの知識が求められることがあるので
誰でもできるとは限らないんだ。
あくまで一例だけど、テストプロセスと言うのは
他チームとの協力ありきだと思うので、
良い子のみんなもテストチームはもちろん
開発側や他チームとも仲良くしようね。
「非機能特性の評価」
と言う言葉にも触れておくよ。
仕様書とかに書いてあるのは
製品、システムの機能なんだよね。
その仕様書には書いてないけど、
テストしておく必要のあるポイント(観点)を
非機能特性と呼んでいるんだ。
非機能特性には性能効率性、信頼性、
使用性、セキュリティ、互換性、移植性
などが挙げられるよ。
非機能特性の個別の説明は長くなるので、
ここでは省いておくね。
こんな人はテスト担当者向き
前回、マネージャーとリーダーは
多少、大雑把な方がいいと書いたし、
ここからはJSTQBとか関係なく、
こんな人がテスト担当者に向いてる
と思う人物像を僕の独断と偏見で書いていくよ。
・好奇心旺盛な人
仕様書やテストケースに書かれてないけど、
「この入力値でこの操作をしたらどうなる?」
「この操作をしている途中に別の
プロセス動いたらどうなる?」
と言う疑問を持ったら、試さずにいられない!
そんな好奇心旺盛な人は普通に
テストしてるだけだと見つからない欠陥を
見つけてくれたりするよ。
・想像力が豊かな人
好奇心旺盛と似たような感じだけど、
「ユーザーがどんなふうに使うだろう?」
「この機能はこんな動作や表示が
分かりやすいのでは?」
と言う観点でテスト分析やテスト設計を
行うことで、顧客満足度やソフトウェアの
使いやすさと言った非機能部分の品質向上にも
貢献できると思うよ。
・めっちゃ細かい人
細かい部分が気になる人、気づきやすい人、
違和感があったら放っておけない人は
欠陥を見落としたりしないし、疑問があれば
細かく問い合わせて仕様のミスとか、
設計時点での穴みたいな所まで
見つけてくれるよ。
行き過ぎると過去に書いた記事の通り
「性格の悪いソフトウェアテスト技術者」
が爆誕するので、報告の仕方や問い合わせの時の
表現には気をつけてね。
・勉強するのが得意
新しい技術の知識や開発手法が出てくる
常に変化していくことが当たり前の業界なので
勉強が好きだったり、勉強のコツを掴んでて
新しい知識を積極的に取り入れられる性質は
かなり強い武器になると思うよ。
ここはテスト担当者と言うよりIT業界の
技術者全般と言うイメージかも知れないね。
・変わり者
ここで言う変わり者は人と違った視点で
物事を見たり考えたりできる人のことだよ。
他の人が考えない観点でテスト分析をしたり、
他の人が想定してない考え方で
テスト設計ができたりするんだ。
どうかな?良い子のみんなは当てはまったかな?
もし、全部、当てはまって、これから就活する子や
転職を考えていたりする子がいたら
「ソフトウェアテスト技術者」
と言う選択肢も考えてみてね。
さて、前回と今回の記事でテストマネージャーと
テスト担当者の役割やお仕事の内容は
分かってもらえたかな?
次回はテストマネージャーのお仕事で、
テストプロセスの最初にやるべきこと、
テスト計画立案と計画書作成について説明するよ。
では、今回はこの辺で!
最後まで読んでくれた良い子のみんなー!
さんきゅーすまいる🤡
テストマネージャーとテストリーダーの話はこちら↓
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