「ホ」ルヘ・ルイス・ボルヘス
チュニジアの風を浴びた。それは俺が実際にチュニジアに住んでいるからとかチュニジアに降り立ったその飛行場の外でといった話ではなくチュニジアはエッタドハメンに住む俺の義理の妹が送ってくれた荷物のダンボールを開封した時にその何か不思議で何処か感傷的とも思えるほどの10,000キロほど離れた彼方からこちらまで物が届けられたという現代ではもう当たり前と化してしまったかもしれない事象に人類の先頭に立つ現代人の端くれとして敬意を込めて形容した言葉だ。ダンボールにはチュニジアのお菓子やら研究