話し合うということ
わたしがパートナー選びで重要視していたこと。
それは、「話し合い」ができる人かどうか。
一方的に話すだけでなく、
自分の言いたいことを話すだけでなく、または、
聞くだけでなく、話し合うということ。
一般には、会話のキャッチボールをしながら話すこと。
それが、話し合いをするということ。
これは、頭で理解していても実際にできているかどうかはわからない。
私は、相手が話をしている時、
無意識に「自分が次何を話そうか。」
「あ、そういうのわたしの過去にもあった。自分のときはこうだったな。」など、すぐ自分に置き換えて考えてしまうことがある。
これはコミュニケーションの一種で、話し合うとは少し違うことなのかもしれない。
話し合うとは、どういうことなのか。
話し合うとは、お互いや相手が抱えている問題について、お互いの意見を尊重しながら自分の考えや感じたことを相手に伝え、その問題を解決するために行うコミュニケーションのことだ。と思っている。
この前パートナーに、今の仕事に加えて今後のステップのためにやりたいこと、やらなければいけないことがたくさんあり、その時間を確保しなければいけないことを伝えられた。
彼は月曜から金曜、終電近くまで働いておりとても忙しい様子だ。
彼には、自分のことをするための時間が必要なことは気づいていた。
休日の時間を私に使ってくれていることが、正直、彼の負担になってしまうのではないかとずっともやもやしていた。
彼の時間を使い過ぎないように、何か予定があるふりをして帰ったときもあった。
休日も自分のことをするための時間が必要だと言われた時、
仕事が忙しくてすれ違ってしまうパターンだ。
ああ、こうやって寂しさに耐えられなくなり、
パートナーが不満を持ってそれが蓄積して別れていくのか。
そう思った。
私は、寂しくなるなという一言が言えなかった。
相手の負担になりたくない。めんどくさいと思われたくない。と思った。
だから、「会うのは、ちょっとでも時間ができたときでいいし、食事をするだけでもいい。」そんなことを伝えた。
彼は、「いや、むしろ一緒にいてほしい。作業する時間でも一緒にいてほしい。」と言った。すごく安心した。
私はその後、あなたの時間を奪ってしまわないように早く帰っていたことも伝えた。
わたしは、自分の思い込みで話し合いを進めていってしまうところだった。
人は、相手の立場をよく考えてしまうことがある。
きっとあの人は、こうだからこうした方がいいかな。など、
その自分だけの思い込みで話合いが進んでしまっていること。
それはきっと話し合いで自分が傷ついてしまうことを恐れている時、
相手のことを考え、こうだと決めつけてしまっているときに起こってしまうのかもしれない。
話し合いができる相手がいい。などと自分ではいうくせに、
実際に自分ができていなかったこと。
話し合いを自ら拒んでいたのかもしれないということに、最近気づいた。
話し合うことは、大切だけど難しい。
自分の思ったことをきちんと相手に言葉で伝えることは、難しい。
でも、しっかり自分の気持ちを言葉で伝えていくことは自分のため、相手のためでもあり、とても大切なことだ。
わたしは、話し合いができるようになるためにもっと自分の気持ちを吐き出す練習が必要だなあと思った。
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