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孤独の失敗

わたしの人生は周りから見たら失敗に見えるのだろうか。
そもそも、周りはそんなこと気にしていなく、
自分の目が他人の目になっているのではないか。

わたしは大学を卒業し、現在3回目の転職活動をしている。
1社目で入った会社は、英会話事業をしている会社。
人が豊かに過ごせる空間づくりに携わりたいという想いから、
転職後働きながら商業空間デザインの学校に通った。
3社目に建築設計事務所に入社したものの、
心身ともに崩し休職しながら転職活動をしている。

社会人5年目になると、周りがある程度お金を稼ぎながら
自分の時間を楽しんでいる様子が見えてきて、
いまでも安定していない自分のキャリアに恥ずかしく思う。
新卒で安定した企業に入った人たちから見たら、
転職ばかり繰り返しているわたしの人生は失敗に見えているのだろうか。
新卒から安定した企業に入ってある程度お金をもらいながら、
自分の時間も楽しめる会社を選択すればよかったのか?
最近は、いままで感じたことのなかった後悔の波が押し寄せる。

そんな気持ちを抱えながら、「あやうく一生懸命いきるところだった」
という本を読み始めた。

失敗を恐れず「孤独の失敗家」になろう。
失敗したくないからと、大多数が一方向に群がる時、
勇気を出して別の道を選べる人だけが自分の人生を生きれるのだ。
失敗してもいい。失敗したときは後悔すればいいだけだ。
きっと、他人の言葉を信じて群を成した人々も、後悔するのは同じだから。とあった。

ずっとわたしは、他人と違う道を歩みたかった。
自分だけの人生が欲しくて、いままで多くの決断をしてきた。
万人の道を行かなかったから、自分だけ間違った道を歩んできて
しまったのか。と、
でも、きっと万人の道を選んでも違う形で後悔してたかもしれない。
確約のある未来などないのだから。

失敗はどんな形でもやってきて、自分を悩ませる。
大丈夫だ。自分だけの人生は多くの失敗の上に出来上がり、
どの道を選んでもきっと大差はないのだ。と、
自分を納得させることに、この本を通して成功した。







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