(114)後ろに世にも醜い老婆が座っている①
突然の連打写真
7年前のことだ。仕事で接点のある男性医師がある女性と仕事を組んでいた。彼女の職業も医師。当時40代前半ぐらいのキレイ系の人。
その男性と女医のツーショット写真が突然、6枚(同じ写真)連続して私の携帯に夜送信されてきたのだ。
驚いたのは私。
「彼はなぜこんな写真をこんな時間に送信してきたのか?」とはてなマークが頭にいっぱい立ちながらマジマジその6枚の写真を見ていた。
その男性からすぐに
「僕の携帯の誤作動で写真が送信されてしまったので削除をお願いします。」
とメッセージが来た。
スマホの誤作動??そんなことがあるのだろうか?
意図せず私のプライベートな写真が他人に連続して送信してしまうスマホだとしたら恐ろしくて仕方がない。ともかく
「いえいえ大事に保存させて頂きます。」
と返信した。
そうそう起こることではないし、しかも同じ写真が6枚。
「お願いだから気づいて欲しい」
と言われているように思えてならなかった。これにはきっと意味がある、と直感で感じた。
この二人の写真をジッと見つめていた。すると
二人の間に大きな札束が二つ行ったり来たりしているように見える。ホントか??自分でも信じられないので何度も見る。何度見ても札束が行ったり来たりしている。
「お金のトラブル??しかも二つだ。」
私はすぐその男性に
「この女性から事業資金としてお金を借りていますか?」
と聞いた。
「そんなものは一切ないよ。」
「それならば今後彼女との間でお金のトラブルが発生します。しかも二つ。仕事のパートナーとして彼女は適切な方ではありません。離れられた方がよろしいと思います。」
この時彼は鼻で笑い私の言うことを全く信じていなかった。
つづく