42歳。イタイ幻想。①
「がんばっていれば、神様がこの苦境からきっと手を差し伸べてくれる」
そんなことは、ない。絶対に。でもその言葉に甘えてここまで来て、どん底のような毎日に辿り着いている。自覚したほうがいい。
何に対してがんばって、何を持って頑張るとするのか。
その方向性は無自覚であり、その判断基準は自分で持ってする。
それに一体何の意味があるのか。
明確な目標を自分で決めて、そこに向かって自分で行動して、その結果があって、また前に進む。それでしか現状を変えていく術は、ない。ない。
結果を恐れて、どこかに正解はないかと、本を読んでみたり、動画を漁ってみたり、そして結局右往左往してるだけで、その場から一歩も進んでいない。それに気づいていない。頑張れば、こうやって努力すれば、きっといつか。
ないのだ。そんなものは。
選択肢を減らして、これでいく、と自分で決めて、行くのだ。飛び込めよ。
世の中の知識に溺れて、成功哲学なんていうのに酔いしれ、自分ではなんにもしない。何も起こりはしない。飛び込め、飛び込めよ。
自分を信じろ。
(一方で)
神様は救ってくれないが、今の自分を、何かしら支えてくれている、助けてくれている人達の存在は忘れてならない。