巣づくりの季節_240615_#343
▼つばめが今年もやってきました。
我が家の玄関出たすぐ上のタレ壁内側に、2匹のツバメがじっとこちらを睨んで警戒しています。
『めっちゃお腹大きいねんで』と、子供が嬉しそうに説明してくれたその日、下を見ると、藁が散らばっていました。
『巣作るの、下手くそやねん』と子供がバッさり言います。
しかし、垂直の壁に側面から藁と田んぼの土で固められた、半すりばち状の住まいを見ると、簡単には作れないと思うんですよね。
むしろ凄すぎると思います。
▼今年は数年前の巣を、補修・改修した中古の巣なんですよね。
だから、そこまで大変な巣作りではないと思います。
数年前に最初のツバメが我が家に目をつけた時、一から作り始めるのを見ていたのですが、それは凄かったんですよね。
最初は壁が泥で汚れたような状態でしたが、一旦壁に泥と藁のミックスが貼り付き始めると、あっと言うまに巣が完成していたと思います。
確か、その時真下の床の汚れは凄まじかったハズ。
▼巣作りが落ち着くと、卵が生まれ温め始めます。
そして片方のツバメはひっきりなしに餌を隣の田んぼに取りに行って、戻ってを繰り返します。
そう、周辺は開発前は田んぼだったので、わずかですがまだ残っているんです。
なので、この光景を見れるのです。
ありがたいですよね。去年は我が家には来なかった気がしますが、この時期は毎年来てくれるのか楽しみです。
▼ふと思ったのですが、どうやってツバメは巣作りを覚えているのでしょうか。
当たり前ですが、セミナーなんか参加してませんよね。
OJTで、先輩ツバメに手取り足取り教えてもらうんでしょうか。
それもやってない様子。
藁と田んぼの泥を掛け合わし、雛が入れる半すり鉢状に壁の側面に作るのって、人が手を使ってやっても簡単に作れる気がしません。
でも巣を作れないと、子孫を残せないし、好きなツバメと住むこともできません。
それは安全から身を守ろうとする、本能のようなものでしょうか。
▼そんなツバメの姿を見ていると、どうやって進めたら良いのかわからないと、いちいち立ち止まっている自分に呆れてしまいます。 (笑)
ツバメは立ち止まっていません。生きて子孫を残すために、ひたすら前に進んでいます。
〈今日の気づき〉
・ツバメは巣作りを自分たちで行う。
一から作ったり、数年前の中古を
改修したりして。
誰から教えてもらうこともなく、自分たちで考えながら巣作りを行う。
手はなくても、何年にも渡り使える巣を作れるのは純粋に凄いと思う。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
明日もみなさんにとって
大切な1日となりますように!!