世間知らずで親戚頼みだった頃_240723_#381
▼子供のころ、親戚同士仲がよかったんです。
調度、同世代の子供が揃っていたせいか、正月、夏休み、ゴールデンウィーク、連休、日曜日と、一緒に車で出かけたり、お互いの家で飲食したり楽しい時期を過ごしました。
その都度おじさんおばさんにも、目をかけてもらい、色々買ってもらったり。
▼高校生ぐらいだったか、ふと思ったことがありました。
うちの弟は、障害を持っており手がかかっているのは周知。
このままいずれ、親が亡くなったら負担は、私にかかるでしょう。
そんな時、親戚の人々は助けてくれるんだろうか。
何かしらの生活フォローを、親戚としてしてもらえるんだろうか?
▼そんな淡い期待と裏腹に、みんな大きくなって歳をとるにつれて、大人になり、その親は年老いて病気で早くに亡くなったり、子供が病気になったり、遠くへ引っ越ししたり。結婚して子供が産まれ、その家の中で親戚関係ができていき。
どんどん付き合いの距離が、遠くなっていきました。
▼すごく当たり前で自然なことなんですが、そんな状況が生まれていき、
『あーこれは無理だな、どうしよう。
親が亡くなったら、どうすれば良いんだろう、
自分はいつまでも弟と家にいないといけない
のだろうか、結婚は?』
などと考えるようになりました。
しかしまだまだ他人事で、親が元気だったので、親の背中だけをみて、ちょっとした手伝いだけを家の近くから来て行っていました。
▼そして、親が亡くなり、ようやく自分がやらないといけない状況に追い込まれた時でした。
『どこに聞いて、何をしていけば良いのだろう?
自分と自分の家族の生活と、弟の生活を
成り立たせるには、
どうやって暮らしていけば良いのだろう?』
と、他人事だったことがようやく自分ごとに置き換わりました。
そこからは、自分の時間はあるのか無いのかわからないくらい家事で追われ、毎日が必死でした。
▼今思えば、親戚が助けてくれるかなんて、世間知らずも良いところでした。(笑)
自分より歳とっているのだから人の世話なんてしている時間はなく、有れば孫や子供の家族との時間。
自分ちを見ても、手がかかる実情を知って実際にやっているのは、家族の一部だけ。
そんな、込み入ったことを周囲の人が無償でしてくれるわけがない。
ようやく気づきました。
▼誰も悪くないですし、強いていえば世間知らずで成長のために飛び出そうとしなかった自分が良くない。
そうなんですよね、みんな自分のことで精一杯。
しかし、明日は我が身。 これだけは自然に胸に刻みこんでしまっています。
今思うのは、私は私の環境でできることをやっていき、良い人生に成るよう、日々積み重ねていくだけです。。。
明日も今日より一歩、前進します。
〈今日の気づき〉
・世間知らずだった自分は、親戚がいつか
助けてくれると思い込んでいた。
現実は、誰もが自分のことで手一杯。
自分ごとと捉えた時、ようやく景色が
変わり始めた。
良い人生になるために、
日々積み重ねていくだけ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
明日もみなさんにとって
大切な1日となりますように!!