母の入院先で~女子の生き様~
母の入院先で、面会を待っていたら、他の患者さんのご家族と看護師さんの会話を聞いてしまった。
患者さんご本人の兄弟の方が、本人のお子様たちが面会に来ているのか看護師さんに尋ねていた。どうやら面会に来ていないようだった。毎回面会に行くと同じ服を着ていると兄弟の方が気にしていた。
この話を私の友人に話すと、そのような育て方をしていると、まるで仕返しのようにやり返されてしまうのだよと言っていた。
私は母にきちんと愛情を持って育てられたので、母の面倒をみるのは当たり前だと感じている。それは、案外幸せなことなのだろう。
要介護度がいつの間にか4に変わってしまった母を自宅で介護するのは無理であろう。そのことに後ろめたい気持ちまではいかないが、寂しさを感じる。
私にも生活があり、仕事がある。仕事でしっかりお金を稼ぎながら、母のケアはプロにまかせるという考え方が今の日本の主流になってきている。
母ももう自宅で生活するのは無理だと薄々気が付いているようで、施設に入所する話をしても受け入れてくれた。
私にできることは、環境の良い施設を探して母を入所させて、こまめに面会に行くしかないと考えている。
父はがんにおかされ、突然のように亡くなったので、うまくお別れの時間が持てなかった。
認知症になった母には、お別れまでの時間を覚悟を持って過ごせる。
長生きしてもらってお別れまでの時間を1日1日大切にしながら最後まで看取りたいと思っている。
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