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乳がん治療終了、次は人工股関節置換術(前方進入法:DAA)

〈2023年3月:乳がん治療開始〉

〈2024年7月:終了〉

〈2024年8月:人工股関節置換術〉

私の右足は数十年前の交通事故の外傷が原因で‟変形性股関節症・膝関節症・足関節症(足首)”を発症している。

日常動作に制限があってもフルタイムで働けたし車の運転も出来ていた…

3年前、急激に悪化して仕事に支障が出るようになり整形外科を受診。

・膝と足首の変形が進行
・股関節の変形は‟末期状態”

このまま無理を続けると‟歩行困難”になってしまうと言われ愕然

‟人工股関節置換術”に関しては、

・私の年齢(当時50代前半)
・耐用年数(15年~20年)

〈将来‟人工関節入れ替え”の可能性あり〉

それを考慮すると‟65~70歳頃が適切時期”と説明され‟保存治療”を行う事になった。

その時の私は人工関節に関する知識など無く「そうなんだ…」と、受け流してしまった事を後悔。

現在の人工関節は耐用年数‟30年”と長くなり50代で手術を受ける人が多いという事をだいぶ後で知った。

個人の整形外科クリニックで年配の先生、人工関節に関しては詳しくなかったのか…


〈保存治療スケジュール〉

・運動器リハビリテーション(150日)
・電気治療
・鎮痛剤&湿布
・半年毎のレントゲン検査

継続的な長期通院予定、痛みで通勤や仕事(立ち作業)が困難になってしまった事もあり退職を決断。

その後1年半治療に専念した結果、多少股関節の変形が進んでいるが膝・足首は現状維持を保っていた。

とは言え、常に痛みがあり日常動作に支障もあって歩行時は杖が必需品。

右下肢関節の可動が悪くなり車の運転もできなくなってしまった…

ちょっとの買い物も辛い、荷物も持てない、しゃがめない、何をするにも右足をかばいスローな動き…もう、何もしたくない。

3年前まで元気に働いて外出はハイヒール👠でお洒落をし、コロナ以前は飲み会🍺を楽しんでいたのに…

180度変わってしまった自分の状態を受け入れきれず、元気だった頃を思い出しては悲しくなり通院以外は家に引きこもり。


モヤモヤ過ごす毎日の中でふと考えた🤔

「こんな状態がこの先10年以上続くの?」

「将来の入れ替えの可能性を優先するより、体力がある50代に手術して動けるようになる方がいいのでは?」

よし!‟人工股関節置換術”について調べてみよう!

で、先生の見解とは違う最新の情報を知った。

ネットで情報収集した結果、某整形外科病院に辿り着き初診予約をいつにしようか考えていた矢先に‟胸の違和感”が…😱

セルフチェックで明らかな‟しこり”が触れて、しかも大きい。

これは…整形外科より乳がん検診が先か…

その結果、
・HER2陽性乳がん
・ステージ2b
・腋窩リンパ節転移あり

当然乳がん治療を優先する事になる。

が…その時点での足の状態、今後の手術を見据えて乳がん治療を開始する前に整形外科病院を受診。

レントゲン検査の結果、やっぱり‟股関節は末期状態”との診断。

膝・足首は軟骨が残っている部分もあり、まだ耐えられる状態。早急に手術の必要はないが、骨がトゲのようになっている部分があり痛みの原因になっていると説明された。

「何でもっと早く来なかったの?今は命を最優先して足の手術は治療が終わったら考えましょう」

手術は遠い将来と思い込んでいた、ちゃんと自分で調べるべきだった…

後悔を引きずりながら乳がん治療開始となったが、順調に進み7月2日に薬物治療が終了する見通しが立った時点で整形外科病院で手術の相談。

人工関節置換術は常に‟3ヶ月待ち”と聞いていたしグズグズ迷っているうちに予約が埋まってしまう。万が一乳がん‟再発”なんて事になったらまた延期…

「もう同じ後悔をしたくない!」
受診したその日(5月末)に手術の予約をした。


〈治療スケジュール〉

5月末:血液検査・検尿・胸部レントゲン・呼吸器検査・骨密度検査(済)

8月6日:CT検査・MRI検査(術前説明)

8月20日:入院

8月21日:人工股関節置換術

8月27日:退院


この整形外科病院では全ての患者に対して【前方進入法(DAA)】を行う。

約10cmの皮膚切開で股関節前方より進入し、股関節周囲の筋肉を切離することなく人工股関節を設置する侵襲の少ない手術方法(最少侵襲手術)

この進入法の利点は、術後速やかに筋力が回復すること、術後の脱臼のリスクが低率であること、術後の疼痛が少ないこと、両側手術を行いやすいこと、全身麻酔のリスクが低いことなど。

通常の手術より難易度が高いとされ、経験豊富で熟達した医師が行うことが勧められている。

そもそも‟人工股関節置換術”に種類がある事を知らなかったが、この‟前方進入法”は痛みも少なく回復が早いという事に関して私には思当たる出来事があった。

数十年前の交通事故で‟股関節脱臼骨折”の手術を受けた経験がある。

‟後方”を切開する手術でお尻に約20cmの傷痕、筋肉をガッツリ切られて術後の痛みは地獄だった。

回復も遅く、あの時の苦しみは今でも忘れない😭

※あくまでも数十年前の骨折による股関節の手術で痛みなどは個人的感想です。


今回に関しては絶対に‟前方進入法”と決めていたので、症例数など色々な観点で調べて病院を決定した。

人工股関節置換術まで約1ヶ月となり早めに準備をしておこうと入院案内のパンフレットを確認👀

基本的に乳がん手術の時と同じかな、と思っていたけど‟感染予防・利便性向上”のため入院セットをレンタルする決まりとなっていた。


🔸入院セット:1日税込803円🔸

〈パジャマ上下〉
〈タオル類〉
・バスタオル
・フェイスタオル
・バスマット
〈日用品〉
・歯ブラシ、歯磨き粉セット
・口腔ケアスポンジ
・ティッシュ
・イヤホン
・ボディソープ、リンス㏌シャンプー(共用)

乳がん手術の時はパジャマやタオル類、ティッシュなどの日用品すべて持参したのでキャリーケースに詰め込むのに苦労した。

入院セットのレンタルならバッグひとつで済むよ~😆改めて準備する物はないようだ。

あとは手術に向けて体調を整えておかないと💦

正直言うと、乳がんの手術より怖いし不安。

何気にYouTubeで人工股関節置換術の様子を見てしまい…見なきゃよかったと後悔している😩

もう考えても仕方ない!きっと痛みが消えてスタスタ歩けるようになる!もしかしたら2度と履けないと諦めたハイヒールがまた履けるかも⁈✨

そんな姿を想像して前向きに気持ちを盛り上げないと!

最後まで読んで頂きありがとうございました🍀

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