〔78〕白頭狸の時務随想6/3
〔78〕白頭狸の時務随想
目下、白頭狸は稽古を休んでいるかに見えますが、実はこの間、さる重要人物の命式を造り、命運を審察しておるのです。審命は少なくとも三日かかりますが、後一日で完成予定ですので、それまでお待ちください。
さて、さっきYouTubeをみていたところ、最近ロシアで発生した反乱を報じていました。反乱軍の名称は忘れましたが、もう一つ「自由ロシア」というのもあるようです。
実態が全く分からない現状で憶測すれば、彼らは下記に掲げる者のいずれか思いますので、順不同で並べて見ます。
➀革命成金オリガルヒの送りこんだ傭兵、
➁CⅠAが資金を提供してNATOに作らせたテロリスト傭兵
➂トロツキー主義のロシア共産党
いずれにしても、目的はプーチン政権の打倒です。
日本のマスメデイア・テレビ党の中には「本物のロシアの愛国者」と考える方々もおられるでしょうが、錯覚ですから醒める日は遠くないでしょう。
白頭狸がこの件で想起したのは、WWⅠの敗戦国のドイツにポーランドから流入した「ガリツィアのユダヤ人」が主流となったワイマール共和国政府を打倒すべく、愛国ドイツ人が結成した国家社会主義労働者党のことです。
その理念や目的などは別にして、ここ迄の事態の経過に一種の相似象が現れていることです。相似象には普通相似象と反転相似象があり、前者は一般的に見られる類似現象ですが、後者は対蹠的に対立する現象が外形的に相似する場合です。靴の左右と同じで、いわゆる「似て非なるもの」ですかねえ。
ともかくこの場合、反転相似象的な現象は、
① 帝政ドイツとソ連、
② ワイマール共和国とロシア共和国、
③ 帝政ドイツから分離した諸国とソ連から分離したウクライナ共和国、
④ ワイマール共和国大統領ヒンデンブルグとロシア大統領プーチン
⑤ ヒンデンブルグに逆らったスパルタクス団のリープクネヒトと反プー
チンの「ロシア義勇軍・自由ロシア」
⑥ 反ワイマールのドイツ義勇軍ナチスに資金提供したシドニー・ウオー
バーグとドイツ義勇軍・自由ロシアの背後勢力?
とまあ、このようなことになります。この中から、今回のロシア反乱軍の正体と資金源を、皆さんが推定してみてください。