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新著のお披露目と前著の紹介 2/3三訂必読を願います

〔その6〕白頭狸の新著のお披露目と旧著の紹介
   本日は一月三十一日に発売を開始した白頭狸の新著『國體志士大杉栄と玄洋社員甘粕正彦の対発生』の概要を述べます。
 
 新著のサブ・タイトルを「大杉栄も伊藤野枝も殺されていない」とした白頭狸は、刷り上がってきた新著を見た時、はたと気が付いたのは「大杉栄や伊藤野枝を知る人物が今どきどれほどいるか」ということです。
   新著に取り掛かった切っ掛けは、おととし(令和三年)の十月七日に、高島吉人くんから送られてきたメールです。その時、前著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』の仕上げに集中していましたから、新春から著作に取り掛かり初版第一刷の発売は令和四年の一月三十一日にえ、偶然ですが前著の発売から丁度一年後の同日になりました。
  下に掲げるのが前著の表紙で、ご覧のようにサブ・タイトルを「新発見の吉薗周蔵手記が日本を震撼させる」としました。第一刷は印刷製本費の全額を負担してくれた中森護君の戦略思想研究所が有料会員に無償で配布したのですが、新著の著作に全身全霊を捧げていたわたしは、右の出版事情を一向に理解しておらず、「中森君がアマゾンを通じて販売したのかな」などと気楽に考えていたのですが、内実は右のような事情であったのです。
 戦略思想研究所が配布した分の残余を貰った狸が有限会社桂輪文庫を通じて自主販売して米塩の資としましたが、すぐに売り切れ、第二刷は桂輪文庫が自力で印刷製本し販売することになりました。
 広告費を一銭もかけず、もっぱら口コミによる縁故販売ですから、注文は古家の雨漏りのごとくポツリポツリと来てるだけですが、敢えてこの方式を選んだのは、この書の内容が全国に広まると、サブタイトルの通り日本はおろか世界に衝撃が走ることが予想されたので、その衝撃を緩和するため、販路を限定的にすることにしたのです。

 ちなみにこの書の内容は「高松宮殿下と昭和大帝は真のご兄弟ではない」ことに始まる日本皇統の機密を白日の下に曝したもので、関連して「奈良市の山村御所の門跡山本静山尼が高松宮殿下の御妹である」こと、「静山尼の御実子政興さんが特攻隊員から裏千家の大宗匠になられた」ことなどを、確実な証拠と論理的な洞察に基づいて明かにしたものです。
 前著は戦略思想研究所が顧客に無償で配布したのですが、桂輪文庫の直販分には注文が殺到て第一刷は瞬く間に売り切れましたので、四月には桂輪文庫が第二冊を製本し、広告宣伝を一切行わない直販方式で静かに流布を図ったところ、この販路限定方式が成功したのか、前著はいわゆる「知る人ぞ知る」という種類の本として、第二刷にも購買希望者が相次ぎ、今も毎日のように注文が舞い込んできております。
 ただし、この状態は著者にとっては二律背反で、折角の歴史的発見が世に広まらぬ不満と一般人の関心の焦点となるのを免れた安堵感とが、対発生して今日に至りますが、感染症のワクチンのようなもので、この一年間に少しづつ浸透したことにより世間に抗体が生れつつあるようなので、本年からは思い切って前著の皇室機密を拡散していこうと白頭狸は思います。
 その目的は、人類の歴史がこれまで学校で教えてきたような単純なものでなく、國體と政体という二つの巨大勢力の絡み合いで進行してきたことを、なるべく多くの国民に知らせたいからです。

 言うているうちに、新旧著の目次の大見出しを掲げたくなりましたが、長くなるので次項にします。


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白頭狸
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