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ティーバッグの糸ひも

 息子が「あっ・・」と小さく声をあげた。なんのことはない、紅茶のティーバッグの持ち手をお湯の中に落としてしまったのだ。「これ、やっちゃうんだよねー」と笑っている。

 私もちょくちょく落としていた。持ち手を離さなければいいのだけれどついそれを忘れてお湯を注いでしまう。忘れても落とさない方法はないものか。ゆっくり反対側から注いだら? カップの取手に絡ませておけば・・いや、ちょっとめんどくさいよね。

 ストレスにならない工夫はないものかとYouTubeで検索。
・・2秒つるして持てばポタポタ垂れない・・ナルホド・・でもそれじゃない。次は・・ガラスの大きめポットにたっぷりお湯を入れて・・ティーバッグは2個・・・ああ〜ッ! 目が点! 絶句!  

 なんのことはない、先にお湯を入れてからティーバッグを入れればいいだけだ! 半世紀も気づかなかったとは・・

 さっそく息子に教えたところ「僕は手で持ってお湯を注ぐのが好きなんだよ」とそっけない返事。・・人の好みは親子でもわからんもんだ。



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