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おいおい日記 『PERFECT DAYS』 を見てしまった

 昨夜、Amazon  primeビデオで『PERFECT DAYS』を見かけ、他に見たいものもなかったので、見てしまった。

 どうも役所広司という役者さんは、役所さんから自然に滲み出る個性がノーマルなインテリ過ぎて、映画の役柄にミスマッチな場合、見ていると感覚的な不協和音が鳴り出し、見ていられなくなるのだ。

 なので、見る前からどちらかというと彼が出ている芸術的作品(?)は『うなぎ』以来、見ない方を選択してきた。アニメ映画『窓際のトットちゃん』の園長先生役(声)は、その点、ぴったりな感じがして、とても良かったが。

 どなたかが、『PERFECT DAYS』は、大人のファンタジーとおっしゃっていて、そうかファンタジーと最初からそう思って見ればいいか、と思いつつ、見てみた。

 とてもよくできている作品だった。カンヌで賞を獲ったのも頷けた。リアルっぽくもうまくファンタジーに仕上げている。

 外国ではどう見られるのかわからないが・・日本人としては、確かにファンタジー的ではあるが、現実は時にファンタジー作品よりも豊かなヴァリエーションがあるので、一概にファンタジーとも思えず、なんとも奇妙な感じもする。

 こう・・収まりよく描かれているようで、何重にも少しずつ見る側の人生経験やその時の気持ちのありようで、世界が捻れていくような、微妙な気持ち悪さ・・が感じられ・・そこが芸術性とか評価されるところなのかしら?

 映画は娯楽と思っているので、まあ・・映画館で見たいとは思わないかな。

(今日は、のんびり過ごしたい🍀)

 


 

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