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おいおい日記 広重(三代)の名所絵(東京ガス所蔵)
先日、東京ガスのガスミュージアム(小平市)の企画展『銀座クロニクル』展へ行ってみた。平日のためか入館者は私だけで、1階展示室をゆっくり見て歩いた。
(撮影は1階のみ可)
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ガス燈はなかなか普及しなくて大変だったようだ。『点消方(てんしょうかた)』というガス燈を点けたり消したりする仕事があったという。名前の通りの職業なのがちょっと面白い。下の写真に写る名所絵は三代目広重のものである。
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出入り口近くに大きなガラスのエッチングがあり、床のタイル模様も素敵だった。
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今ではガスで照明というのはピンと来ないが、ガスの明かりの花ガスは美しかったに違いない。
それから、広重といえば『東海道五十三次』と思っていたが、今回展示の多くの名所絵に広重(三代)とあった。え?三代目? (Wikipediaの解説;広重は五代目まで続き三代までが有名)
初代の『東海道五十三次』は渋くてあまり好みではないが、三代目の明治の銀座を描いた絵は明るくて面白かった。街の人々がとても生き生きと描かれていて、例えば行進している同じような顔の兵隊さんたちの中に、よそ見や退屈そうな表情が描かれているなど、親しみが持てた。三代目、どんな人だったんだろう。
2階の企画展の方は撮影禁止だったが、所蔵作品は東京ガスホームページのガスミュージアムの「所蔵品紹介」から見ることができる。なかなかのコレクションだ。
長く生きても世界は知らないことだらけ。
(今日も一日、小さくがんばる🍀)