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今の 『 夫婦同姓制度 』 でも家族はかなり壊れている

 選択的夫婦別姓制度、多くの人はたぶん「どうでもいいんじゃね?」 と思っていて、不便を感じてきた人たちは「いつまでグダグダやってるの、サッサと選択的にしろ!」と思っているだろう。

 「家が、家族が、国が、壊れる!」と反対する方々もいるが、最近の婚姻数と離婚数(厚生労働省HPより)をみると、現行の夫婦同性制度でも「家族」は十分に壊れている。しかも統計の離婚件数には家庭内離婚は反映されていないし、単身世帯も増えている。

 私の友人・知人には事実婚も、奥さんの名字を希望した人も、婿養子で奥さんの名字になった人もいる。離婚後も元夫の名字で通し、再婚後も通り名はそのまま、という人も。同じ人と再婚し、旧姓になったりまた夫の名字に戻ったり・・という人もいる。

 江戸でも明治でも離縁・離婚はあった。時代や制度を超えて『家族』だろうがなんだろうが人が集まるところ、争いは絶えない。名字が同じだけで、仲の良い夫婦、親子として暮らせるなら、世の中はもっと穏やかになっているはずだ。

 大和民族がいなくなる? どこの国の方だろうが、出自がわからなくなるぐらい日本に適応してもらえれば、一般的には問題はない。(移民問題は別案件として具体策が必要で、ごっちゃに取り扱うメリットはないと思う。)

厚生労働省HPより

 それに他民族に圧倒されなくとも、少子化によって人口が激減し始め日本人は(このままなら)いずれ自然消滅する。

 ・・この辺で、この記事は終わりにするはずだった。

 単純な案件なのに、議員さんたちは、なぜいつまでもグズグズと手放さないのか。そんな疑問が浮かんできた。

⭐️ 『仕事ポーズ』に手頃な案件
⭐️   二択案件で立場がわかりやすく、特に調査などの面倒な
    ことをしなくとも広く(支持層に)アピールできる

これらのメリットがこの問題をダラダラと先延ばしにさせているのかもしれない。とすると、反対の声に反論しても変化は期待できない。賛成、反対、賛成、反対、とループが続くだけだ。

 議論の『ツボ』がズレているのだ。もう少し調べて、またの機会に記事にしたいと思う。

*表題写真のタイトルは『いずれ日本を支配する猫』

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