砂丘の子供たち 覚書1
デューンシリーズ3の砂丘の子供たち了。面白かった。やはり彼はかの人であったかしかしレト公爵の子供達の悲運な事よ。それは母親が悪いのではないかと、しかし運命を立ち向かい散っていった。しかしポールアトレイデスは何と誰と闘っていたのか? この物語は人類の未来を見通した親子家族の見解の相違から始める闘いの物語。
独裁につぐ独裁であなたはどの独裁がお好みですか?と問われてるかのような三世代にわたる治世。これから4000年にもわたる平和な独裁がミュータント皇帝によって始まる。これはハルコネン治世に抵抗した自由の民フレメンにとって理想の世界なのか? 新たなる血みどろの闘いが始まりそう。
解説で全ての話をネタバレしてしまってるので、この後の続編の新訳はないのかもしれない。フランクハーバートの息子が他の人と続編を描き続けているらしい。面白いなポールとレトのように何世代にも渡りデューンの物語を描き続けているとは小説と同じようではないか。しかしまた死ぬかダンカンアイダホ。スティルガーはしぶとい男よのう。ここで砂丘の子供達の覚書
上144
おびただしい朝露の存在はアラキスにおいてどれほど環境改造が進んでいるかを如実に反映している。北半球の高緯度地方では気候が温暖化しつつあった。大気中の二酸化炭素が増加しているためた、
1976年で未来予測😅
上422
生とは営々と蓄積された知覚力の発露であり、生のひとつひとつはその時々の生存にのみ結びついている。
上476
政府というものはそうするだけの余力があるとき、例外なく貴族的な形態への傾倒を深めていく。歴史上のいかなる政府も、この傾向を逃れたためしはない。そして貴族性が強まるほど政府はますます支配階級の利益を専一に考えて振る舞うようになる。たとえその支配階級が世襲制の王族であろうと経済帝国の寡頭制執政者らであろうと、既得権に凝り固まった官僚機構てまあろうとだ。
下巻の覚書は後ほど