組織の中で協力を得ることのできる・人に好かれるコミュニケーション ~年下の後輩 編~
ここでは"年下の後輩"をテーマに、組織の中で協力を得ることのできる・人に好かれるコミュニケーションのコツを発信したいと思います。
後輩へは、"面倒を見てあげる"というのが年上役割ではあると思います。実際に私も、協力をすることを厭わないのですが、それは行いつつも自身が困ったときに力になってもらうために、工夫していることがあります。
①【初期】:理解者と思ってもらう
・今どんなことをやっているか、仕事の目標感を聞く
→経験則ですが、年上の方は過去の自分の成功談や失敗談を聞くことで信頼を得られることが多いと思いますが、年下の方は「今」のことを聞くことで色々な思いや、ときに悩みを話してくれると思います。また仕事の目標感や働くうえで大切にしていることなど、仕事のスタンスを問うことも重要だと思います。こちらも実体験の傾向ですが、社内でも聞き手に回ることが多い、年下世代は、自分の意見を聞かれることが珍しいと感じています。(少なくとも私が所属する企業では)そこで、本人の考えなんかを聞くことは喜ばれることが多いです。ただこの場合においても”聞くことに徹すること”、返答は返答は「相槌、軽い褒め、深堀」にとどめることをは共通して大切なPOINTだと思います。良し悪し判断もですが、得てして年下には何かアドバイスをしたいと思ってしまうもの、それが時に説教ととらえられることもあるため、私は上記を心がけています。
②【中期】:共感者と思ってもらう
・初期で聞き出した後輩の今の業務に「共感し自分の思いも載せる」
→年上の先輩の時と同様、思いも載せて共感していいと思います。ただ気を付けたいのが、上記でも書いた「アドバイス=説教」ととらえられないことだと思います。勢いあまって「こうすべきだ!」という説教ともとられる発言には十分に注意しています。
※またこのフェーズでは協力を求められること多いです。私はその際、全力で応じるようにしています。あくまで傾向ですが、一度経験したことで悩んでいることが多いので、ノウハウを伝えたり、手伝ってあげたり、自身の人脈を使って知見者につなげたりしています。もし協力を求められ、答えてあげると【後期】へドライブをかけることにもつながると思います。
③【後期】:頼りにする
・仕事の目標感に合うような業務、強みとしている業務を依頼する
→切り出し方は年上の同僚と同様、「じつは今〇〇で困ってるんです・・・・」のように言うことが有効だと思います。しかし後輩においては。その困っていることができる限り後輩本人の仕事の目標感に沿う形で依頼することが多いです。実際にあったのは、営業従事の後輩社員が企画職をやってみたいと言っていたので、資料作りをお願いしました。仕事のいい刺激にもなるし、その分自分の手が空きほかの業務ができるようになります。その上で後輩からすると自分の力を認めて頼ってもらうという自信にもなるかと思います。
④【継続】:日々のコミュニケーションで関係性を深める
・お礼はもちろん、上司への報告の際に後輩のアピールを行い後輩の名前を売る
→ベテラン社員の際も実施していた”大げさなお礼”ももちろんですが、そのほかに”上司や周囲に名前を売る”ということがとても効果的だと思います。具体的には、上司への報告の際に「この部分は●●さんが行いました。」などです。(実際に私の上記事例で後輩へお願いした仕事を全体展開する際に同様のアピールを行いました。)
このような気遣いは後輩からするととてもうれしいことで、その後さらに仕事を取りに来る、いろいろな相談をしてくるなど関係性の継続につながることになりました。
以上です。
いかがでしょうか?もし何かもヒントになると幸いです。
またコメント等もお待ちしております。