アナザークライン

最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 …

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最近ラノベにはまるものの、書籍の置き場所が無いためKindleに手を出し始めました。 プライムビデオでもうすぐ配信終了通知が出たアニメを巡回するのが趣味です。 記事を読んでくださった皆様、本当に有難う御座います!

最近の記事

私が探し求めていたラブコメの完成形がここにあった【負けヒロインが多すぎる!(原作第一巻)】

「負けヒロインが多すぎる!」(原作第一巻)を語ろう。 この第一巻を読み終えた後の衝撃と言ったら、かつて国語の教科書で森鴎外の「舞姫」を読んだ後の衝撃に匹敵していた。 「舞姫」が明治時代の最高峰の恋愛小説とするのならば、「負けヒロインが多すぎる!」(第一巻)は、令和時代の最高峰の青春群像劇だ。 私は古今東西のラブコメ作品を読破した訳でも何でもないのだが、そう断言してしまおう。 何故こうもしつこく"第一巻"と書き続けているのかと言うと、第一巻だけでこの作品は十分に完璧な終わ

    • トゲナシトゲアリの2ndアルバム収録曲「闇に溶けてく」「蝶に結いた赤い糸」をDLした。顔だしアバターバンド活動はかなりアリなんじゃないかって話

      ガールズバンドクライの放送が終わってからしばらくガルクラから離れていたが、この度トゲナシトゲアリの2ndアルバム「棘ナシ」が発売されたと言うことで、同アルバムに収録されている新曲2曲が前々から気になっており、YouTube Musicで配信開始と聞きつけた為、この2曲を早速聴いてみた。 震えた。 当たり前だが、トゲナシトゲアリが歌っていた。 私の中で、ガールズバンドクライは過去の素晴らしきコンテンツとなりつつあり「あの素晴らしき時間をありがとう!」とか言い出しかねないぐ

      • 【青春ブタやろうはロジカルウィッチの夢を見ない】主人公に対して思った事をダラダラと書いてみる。

        ※注意書 主人公に対するマイナス感情を吐き出しています。 ご注意を。 何やかんやで第三巻も読み終えた。 面白かった。 そう。 このシリーズは面白いのである。 作者の文章も読みやすいし、毎回出てくる謎もユニークだ。 ヒロインも魅力的で、最高の作品だ。 しかしながら、どうしても気になって仕方がない点が一つだけあるのである。 主人公のセクハラ発言だ。 この作品の主人公梓川咲太のセクハラ発言が気になって仕方がない。 彼がセクハラ発言をする度に正直鬱陶しい。 胸が大きいだの

        • 空気を凍らせる主人公の軽口攻撃から何度もヒロインが作品を救っていた。【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】

          正直このやり取りに面白さを感じていなかった。 こう言うやり取りが延々続くならば、少々しんどいなと思っていた。 本作の主人公梓川咲太は軽口を良く言う。 それは照れからくるのか、韜晦しているのか、天然なのか。 兎に角、本作の主人公は90年代のエロゲーの主人公のような軽口を良く言うのだが、これが別に面白くとも何ともないので少々困っていた。 「どうしたものかなあ」 何て考えていると、ヒロインである桜島麻衣との会話で流れが変わった。 簡単に状況を説明すると、周囲の人に姿を認識さ

        私が探し求めていたラブコメの完成形がここにあった【負けヒロインが多すぎる!(原作第一巻)】

        • トゲナシトゲアリの2ndアルバム収録曲「闇に溶けてく」「蝶に結いた赤い糸」をDLした。顔だしアバターバンド活動はかなりアリなんじゃないかって話

        • 【青春ブタやろうはロジカルウィッチの夢を見ない】主人公に対して思った事をダラダラと書いてみる。

        • 空気を凍らせる主人公の軽口攻撃から何度もヒロインが作品を救っていた。【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】

          Xperia 1 VIを購入した。結束バンド(ハイレゾ)の演奏がクリア過ぎてちょっとヤバい。(ただしスリープ解除時の指紋認証のバイブ反応だけはダメだ。)

          元々Xperia 1 VIの購入を検討していた訳でも何でも無かったのですが、ドコモショップに向けて一人で(←ここ重要)車を走らせている道中にふと「これはスマホのフラッグシップ機を手に入れられる最初で最後のチャンスなのでは?」と悪魔の誘惑が急に頭をもたげ、勢いで購入してしまった。 後悔はしていない。 ええ。 していない。 手にしてみたファーストインプレッションは、「ふーん。こんなもんか。」でした。 と言うのも、今まで使っていたスマホがXperia 5 IIであり、これは

          Xperia 1 VIを購入した。結束バンド(ハイレゾ)の演奏がクリア過ぎてちょっとヤバい。(ただしスリープ解除時の指紋認証のバイブ反応だけはダメだ。)

          思い立って「Dr.スランプ」の模写をしてみたら、漫画家の凄さに気付いたって話。

          「退職後に神絵師になって、セカンドライフを満喫しようかなあ。」 何て適当な事思い立って、神絵師になる方法を色々調べてみると、どうやら絵の上達には模写が手っ取り早いらしい。 では誰の絵の模写をしようか。 と考えた結果、「Dr.スランプ」の模写をしてみることにした。 何せ作者はあの鳥山明だ。 鳥山明が描く絵は全てが正解だろう。 よし! Dr.スランプを全ページ模写するぞ! と思って意気込んで模写したうちの一枚が下の絵。 これシャーペンで模写しただけなのだが、下書きだけで

          思い立って「Dr.スランプ」の模写をしてみたら、漫画家の凄さに気付いたって話。

          上条当麻と蒼月潮を比較して主人公の魅力を少しだけ考える【とある魔術の禁書目録】~後編

          前回までのあらすじ。 上の記事も十分に長いので、簡単にまとめると ・「とある魔術の禁書目録」を読み始めたが、主人公の上条当麻に感情移入できない。何なら嫌悪感すら覚える。 ・上条当麻はタメ口キャラだけど、そう言えば「うしおととら」の主人公蒼月潮もタメ口キャラだったよね。 と言う話でした。 では後編開始です。 「うしおととら」は知る人ぞ知る少年漫画の最高傑作だ。 他の追随を許さないぐらい熱い漫画だ。 その漫画の主人公が蒼月潮であり、彼もまた他の追随を許さないぐらいに熱い漢

          上条当麻と蒼月潮を比較して主人公の魅力を少しだけ考える【とある魔術の禁書目録】~後編

          上条当麻と蒼月潮を比較して主人公の魅力を少しだけ考える【とある魔術の禁書目録】~前編

          ※注意書 主人公上条当麻の否定的意見です。 ご注意を。 「とある魔術の禁書目録」を読んでいる。 現在2巻まで読み進めている。 が、一向に読むペースが上がらない。 設定は斬新だし、作者の文章は読みやすく、物語の構成にも抜け目がなく、脇を固めるキャラクターも可能性を秘めているキャラが多いにも関わらず、どうにも読書ペースが上がらない。 この作品を調べると全22巻で完結している人気シリーズだ。 漫画化もアニメ化もされており、これだけを見ると面白さが保証されたような作品なのだが

          上条当麻と蒼月潮を比較して主人公の魅力を少しだけ考える【とある魔術の禁書目録】~前編

          隣り合わせの灰と青春【小説ウィザードリィ】感想文

          少し昔話をしよう。 パソコン黎明期の頃の話だ。 パソコン雑誌を眺めていると、よく見かけるゲームがあった。 黒の背景に緑色の線で描かれたドラゴン。 赤字でゲーム名が上部に表示されている、ウィザードリィのパッケージだ。 ウィザードリィ第1作目が発売されたのが、1981年であるらしいが、私が雑誌で目にしていたのは80年代中旬ごろである。 真っ黒なダンジョンに白いワイヤーフレーム、リアルな敵キャラ。 パソコン雑誌でそんな画面の写真を眺めながら、子供だった私は、ウィザードリィを

          隣り合わせの灰と青春【小説ウィザードリィ】感想文

          「響け!ユーフォニアム3」を見終えたので、シリーズ通しての印象に残った台詞を書き出してみる。

          「響け!ユーフォニアム」をシーズン1から見返して、ようやくシーズン3を見終えました。 視聴直後の率直な感想は「私の青春に足りなかったものは、圧倒的に努力だった。」と、後悔と嫉妬が入り交じった、今まさに青春を送っている若者がこの作品と出会える事への羨望だった。 この作品は初見では絶対に分からないような、考察記事を読んで初めて気付く演出がこれでもか!と出てくる訳で、その中で特に印象に残った台詞をピックアップしてみる事にします。 まず一番印象に残っているのは「リズと青い鳥」で

          「響け!ユーフォニアム3」を見終えたので、シリーズ通しての印象に残った台詞を書き出してみる。

          スパイ教室07感想【《氷刃》のモニカ】敢えて言おう。「尊い」と。

          ※注意書 スパイ教室07のネタバレしか書いていません。 未読の方は私の文章はどっちでも良いので(本当は読んで貰えたら嬉しい)、急いでスパイ教室を07まで読み終えましょう。 では、本文です。 ── 自己犠牲は嫌いだ。 別にそんなこと気にしてなかったのに、昔とあるゲームの感想を読んだ時から心にずっと引っ掛かり、今でも心の奥底でこの言葉が静かに蠢いている。 「物語における自己犠牲は反則だ。」 そのとあるゲームというのは、FF2の事なのだが、実は私はこのゲームをクリアしていな

          スパイ教室07感想【《氷刃》のモニカ】敢えて言おう。「尊い」と。

          【君は放課後インソムニア】今日の続きと夜空ノムコウ

          昔、カメラを持って山に籠ってみたいと思っていた時期があった。 丁度、ニコンのフラッグシップ機がD4sだった頃だ。 山に籠って、何かを撮影する。 星でも、鳥でも、動物でも、自然でも何でもいい。 そういう行動が醸し出す雰囲気に憧れていた。 でも現実的ではないし、機材を揃える予算もないし、仕事も休めるわけでもないし、その写真を発表する場もないし、勿論カメラの知識も腕もないので、憧れで終わっていた。 例えば、カメラを抱えて山に籠る計画を立ててみる。 ・カメラ本体を購入する。 ・

          【君は放課後インソムニア】今日の続きと夜空ノムコウ

          【逆襲のスパイ教室】アニメ1話と原作1巻を見比べてみる

          私が現在読み進めているラノベ作品の中で一番気に入っている作品が「スパイ教室」だ。 好きなキャラはモニカとサラだ。 原作はとんでもなく面白いのに、この作品のアニメの評判がすこぶる悪い。 本当にこのアニメは面白くないのか? 高評価な記事をあまり見かけないので、そう言うことなのだろう。 しかしながら、私が制作に携わった訳でも何でもないのだが、何故だかすこぶる悔しい。 何故こうなってしまったのか。 一説にはこの作品のアニメ化は非常に難しいのではと囁かれていたそうだ。 その難題に

          【逆襲のスパイ教室】アニメ1話と原作1巻を見比べてみる

          咲き誇れ、運命の華【ガールズバンドクライ13話感想】本当の余韻に浸ってみよう

          ガールズバンドクライ13話を見終えました。 作品全体の感想は前回述べたので、この作品の余韻について感じたことを語ってみます。 13話のラストでの運命の華の演奏シーンは自然と涙が流れた。 トゲトゲのメンバーが全員楽しそうに演奏しているのが嬉しかった。 特に歌い出しのときに智ちゃんが頭の上で手拍子しているシーンがたまらない。(あんな顔出来るんだ) 桃香さんとルパさんがコーラスしているシーンがたまらないし、 楽しそうな過去のダイダスメンバーもたまらないし、 最後集合したとき

          咲き誇れ、運命の華【ガールズバンドクライ13話感想】本当の余韻に浸ってみよう

          ガールズバンドクライ~宵宮【最終話前夜祭】

          リアル都合で最終話のリアタイが出来なくなった。 残念。 仕方がないので、一足先にガルクラの思い出に一人で浸ってみようと思い、12話まで見返してみた。 すばる風に突っ込むと、「時間あるなあ!おい。」 そしてガルクラについて思っていた事や感じていた事を良いことも悪いことも、だらだらと語ってみたいと思っています。 (「自分語りはうざいですよ」と言われそうですが、まあいいか) ガルクラを視聴し始めた当初、ネットでは一定数の否定的意見も混じっていたのを覚えています。 ・フルCGア

          ガールズバンドクライ~宵宮【最終話前夜祭】

          肯定的な意見しか見当たらない「江戸前エルフ」について考えてみた。

          プライムビデオで配信終了との告知がなされていたので急いで「江戸前エルフ」を見てみた。 日常系アニメだ。 日常系アニメって、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」がそれに該当するのかな。 今まで深く考えてきた事がなかった。 実はこの「江戸前エルフ」、配信開始した当時何話か見ていたのですが、途中で見るのを止めていた。 ドラマが無さすぎたから。 と言うか、どうも”日常系”と言うものをそもそも理解していなかった。 世間の評判はメチャクチャ良いのに何故か自分には刺さらないな~と思

          肯定的な意見しか見当たらない「江戸前エルフ」について考えてみた。