トレカを売る時の落とし穴(中級者〜編)
おつかれ
王だ
今回はトレカを売る時の落とし穴について解説する。
なお、中級者編とタイトルに記載しているが、初心者でも、なるほどと頷ける内容にはなると思う。
さて、近年のトレカ界隈では、結果的にホールドをすればトレカの価値が上がっていることがほとんどだという結論になっている。
リーリエは代表格で、2年間で80万円UPなど恐ろしいことになっている。
抜粋
https://yugiohkakaku.com/【ポケカ価格】リーリエsr-gxバトルブースト最新価/
昨年のVMAXクライマックスの
ユウリは1年で13000円から40000円へ
アセロラの予感は1年で
6000円から24000円へ
ユウリやアセロラの予感なんておそらく俺は30枚以上捌いたと思う(笑)
それくらいVMAXクライマックスは飽和していた。
シャイニースターVのマリィは
1年で30000円から50000円へ
となっている。
2022年4月にシャイニースターVの再販が止まった際に、マリィを10枚あって悩んだ末に30000円で叩き売った記憶がある(笑)
今では、なんで売るんだと思ってしまうが、当時はポケカは冷遇期であり、将来こんなに伸びる要素はイメージがつかなかった。
もちろん、この1年のポケカバブルの一因として、日本の異常とも言える円安が関わり、海外需要が上がっているという背景を必ず考慮しなければならない。
だが、昨年の4月
ロシアウクライナ戦争が始まり、石油や作物の高騰は予想できたものの、ここまでの円安。そして、ポケカの高騰を予想できたかというと、
流石の俺でも予想はできなかった。
仮にロシアウクライナ戦争が早期終結をし、様々な条約等で、結果的に円安にならなかったかもしれない。
円安にならなかった場合、海外需要が日本のポケカに向けられていたかは不明である。
というように、様々な背景があり、結果的にホールドしていれば、ポケカの価値が上がっている。
ということを頭に入れないといけない。
次に、これらの背景よりも大きな要因なのが、需要と供給だ。
ポケカを発行している。株ポケは、一定の期間が過ぎれば、このシリーズの発行をやめ、新しいシリーズを発行する。
過去のシリーズの発行をやめた場合、市場にそのシリーズが流通しなくなり、需要が供給を上回り、過去シリーズの価値が上がる。
この需要と供給がポケカ高騰に大きな要因をきたす。
ここ一年の動きだと
イーブイヒーローズは30000円を超え
半年前のアルカナでさえ、12000円となっている。
もし、株ポケが新しいシリーズではなく、アルカナを大量発生させれば、12000円の価格は崩壊するだろう。
しかし、一度人気を獲得したシリーズは、どのみち発行されなくなり、高騰する未来が見えているのは間違いない。
それこそ、ポケカは株ポケのさじ加減という状況であることを忘れてはならない。
さて、今回の落とし穴のお話はシングルについてだ。
このシングルの話は頭に入れておかないと、いざ売る際に、自分の期待値通りに行かないことがあるだろう。
あなたのそのカード
10000円のつもりで持ってますが、いざ売った際に本当に10000円になりますか?
という内容だ。
では記載する。
トレカを「売る」ということは
誰かが「買う」ということが必然となる。
その「買う」という人は
フリマの相手
カドショの相手
などとなる。
さて、ワンピースの崩壊の時を思い出して欲しい。(詳しく俺の無料noteへ)
高騰した50000円のナミ
42000円のロー
55000円のウタ
270000円のエース
引き取り手がいたか?
カドショは、ワンピースの叩き売りが多すぎて、買取を停止。
トレカ侍は保証額を守れなかった。
フリマも叩き売りされ、みんなどんどんどんどん価格を自ら下げ、売りに走った。
ということである。
何度も俺のオプチャでは伝えているが、
【トレカは売れなくなった際に売れない】
というのが格言である。
高騰している際に、ユウリ40000円の認識で、自分の資産計算をしていたが、暴落が始まり、結果論25000円で捌いてしまった場合。
自分の資産計算が狂うという可能性もある。
というように、相場絡みのため、常に利確の認識を忘れていてはならない。
とは言いつつ、現在は脳死ホールドオンリーで価格が上がり続けるものだから、なかなか難しい。
次に、そのカードカドショの買取価格の満額で買い取ってもらえますか?
ということである。
Twitterで、東京のカドショが買取価格を提示しているのをみることは多いだろう。
これは
【美品での買取価格】
ということを頭に入れないといけない。
自分で自引きしたワンオーナー品であっても、初期傷は、自分の管理が悪かったなどで傷がつき、減額買取をされることと多い。
俺の体験談の結論から言うぞ
結構大事なこと言うぞ
古いカードは難癖つけられて、満額買取にならないことが多い
逆に、新弾などは少しの傷も見逃す傾向もある。
これらの詳しい話はまた違うテーマになるので、違う時に話す。
また、古いカードはカドショの必要枚数が新弾に比べると少ないため、在庫上の問題で減額提示されることが多い。
例えばの話
ミモザSR 40000円を10枚
ユウリSR 40000円を10枚
買取に出すとする。
すると、ミモザSRの方が買取総額が多くなる。
これは単純に、カドショが買い取った後に、ミモザとユウリがどちらが売れるがという話になってくるためだ。
これがわかった後に、もう少し深く探っていく。
ホールドをする選択肢をしたとしよう。
何をホールドする?
という選択肢になる。
ここでは、
ユウリSR 40000円×10枚と
ニンフィアVMAX CSR 4000円×100枚を比べるとする。
ユウリを10枚とニンフィアVMAX CSR100枚をカドショに持っていったとする
ユウリが全て満額で40万円だったとしても
ニンフィアは全て満額40万円には絶対にならない。
なぜならカドショ側もそんなにいらないからだ。
さて、これをフリマで捌くことにしよう。
ユウリは10枚のため10人に売れば完了だ。
ニンフィアVMAX CSRは100人に売らないといけない。
1年ホールドしたものを100人にすぐすぐ売れるだろうか?
結論は売れない。
値段を下げてもなかなか売れない
なぜなら、いらないからだ。
というように、ホールドするカードも結果として自分の想定の金額に行かない場合もあるし、時間コストがかかる。
買取の高い店舗から売りに行ったとしても、減額で次の店。その店の減額のループに入り、自分が折れないといけない場面に辿り着く。
というように、何も考えずにホールドした場合、これらの背景が売る際に辿り着くこととなる。
株やFXは売りたい時にすぐ捌けるが、トレカはそうは行かない。
今は空前のポケカバブルで、下がる傾向など見えないかもしれないが、これが下がる傾向になった瞬間に捌き口が減っていく。
これがトレカの売る時の落とし穴である。
もちろん、今手持ちのカードを捌けとも言わないし、ホールドしろとも言わない。
あくまで相場と戦うのはあなたたち自身なのだから。