歴代最高かつ最低かつ最高と思われる年下男と別れた女の徒然6
夜ごはん、キャベツの大盛りとポトフとチキングリルてな感じで自分なりーにたのしく控えてみたけど、
あ。チョコプリン食べてないじゃん🥰って
ためらうことなく冷蔵庫から出してあげた。おいしいぃぃぃ!!!
22:00過ぎてるけどね!うん。明日もちょっと歩く量増やして調整すりゃあいいの。
徒然6
彼のお家に足を踏み入れる。
階段を昇り、2階のリビングに腰を下ろす。
わたしはいちばん好きなお酒はダントツで芋焼酎の水割りなんだけど、
だいたいの男の人に、え??みたいな顔やリアクションされてきたんだけど、
彼は俺も一緒ですって言ってた。だからたくさんお酒の瓶が並んだなかでも、迷うことなく黒霧島を選ぶ。
揃いのふたつのグラスに水割りをつくってくれた。ありがとう。
飲みながら、斜め向い合っていろんな話をしたかなぁ。
換気扇の下でタバコを吸う彼が好きだった。いまも思い出したら左側を見る。そこにいつも座っていたから。
甘えにいったり抱きつきにいったり
ケンカしにいったり泣きながら怒ったり
あの部屋のあの場所でいろんなことがあったね。
彼はいくつおぼえているんだろう。きっとなんにもおぼえていないんだろうな。
彼はサッカーが好きで、海外サッカーを見ていた。
わたしはサッカーは全然しらない方で、見ながらこれなに?どっちがどっち??とかウザいくらい話しかけてたね。
途中から、コナンくん見だしたね。録画したコナンくんふたりして見たこともあったよね。なつかしいなぁ。
34と31歳のわたしたち。
このまま夜はなにもなく終わるように思えていたし、
終わってもいいと思ってもいたのだけど。
不思議なもので、はじまるときは一瞬。
理由もなく言い訳もしない。音もたてずなにも邪魔するものもなく
責任とか順番とかただしいものはあとからいくらでもどうにもなるんだと知った。