誕
自分が生まれた日だったので 何かを書こうと思っていた。
まず、この日を「誕生日」と記すことに 何故か照れてしまった。
だって画数が多いと偉そうではないか。
私に関わる物語は全てにおいて 質素で良いと考える。
なので あえて今年は、誕生日ではなく生まれた日と呼ぶことにした。
そんな事を考えていたら、この誕生日の「誕」という字、改めてどういう意味なのだと思い立ち検索してみた。
なんと驚くことに「子をうむ」「うまれる」という意味以外に
「でたらめ」「あざむく」という意味があるらしい。
自分が無知であった事については、今回は横に置く💦
兎に角、この漢字一文字に含まれる 真逆のような意味に驚いてしまった。
(字の成り立ち等気になる場合は、検索し確認していただきたい)
こういうことであるならば
画数が多くて偉そうだなんて考え自体が 無知の証で、照れることなく 堂々と 誕生日と言えば良いのだな。
と、思い直した。
この世に生まれたということは
決して 清く正しく美しいことだけではなく
愚かで情けなく 見苦しいものも 持ち合わせており
それをどんなバランスで持って生きるのかということでも あるのかもしれん。
なんてね。