人を食ってきたような口

今日、久しぶりに口紅を買ってきた。
コロナ禍以降、我が職場においては未だマスク着用せねばならないのだが
なんかもうボケボケした唇でいるのが飽きちゃって
パキッ!とした色が欲しくなって
…つまりは衝動買いだ。

思いっきりプチプラコスメ
好きな色だけど かなりお買い得品。
でも、気持ちが上がるんなら良いじゃないか♪



私のお化粧デビューは、はっきりとは覚えてないが たぶん社会人になってから。

まだ研修生として アルバイト感覚で勤め先に通っていたら、同じフロアのお姉さんに言われた。
「アナタたちの年頃にはピンとこないかもしれないけど
素肌でお客様の前に立つというのは失礼な事よ」と。

今どきは中学生でもファンデーションぐらい塗っているのは珍しくないみたいだけど
私の場合は時代もあったと思うし 田舎だったってのもあったと思うが
全くそういう点では頓着が無く
日焼け止めすら塗らず、日光を浴びるだけ浴びて 真っ黒な顔して過ごしてた。

高校時代には、それ程仲が良いわけでないクラスメイトがファンデーションのコンパクトを持ち歩いているのを見て 不良だと思っていた。

それでも色つきリップぐらいは塗ってたかなー? 体育祭など コスプレみたいな事して みんなで弾ける行事があれば塗っていたと思う。
友人に化粧してる?と聞かれた覚えがあるので それなりにクッキリ見えていたんだと思う。

ちなみに今でも眉がしっかりしているので、スッピンにリップ程度で クッキリしちゃうらしい。ラッキーだ。
(当然、美人かどうかは さて置いてのお話よ)

まーそんなんで、若さも手伝ってスッピンで出社するのも抵抗無かったのだが、冒頭のお姉さんにチクリと言われてしまったわけよ。

「ちょっと行けば お化粧品も売ってるんだし、いつまでも素顔ってわけにはいかないわよ」とも言われた。

別に楽をして素顔で居ようと思っていたわけでもない 単純に自分が化粧する年頃なんだと想像できなかったわけで
基本嫌いなわけじゃない。
自分の顔をキャンバスにしてお絵描き感覚。

けど、アイメイクは苦手だった。
左目が二重で右目が一重。
極めればアイラインやシャドウでバランス良くなったのかもしれないが
それよりも時短!
手軽にキュキュと濃い色の口紅をさせば それなりにまとまったし
可愛い色の口紅を集めるようになってた。

今井美樹さんがオバケのQ太郎みたいに
真っ赤な口紅を塗っていた頃だ。

アイメイクよりもリップの時代よね。
たった今、人食ってきました!的な
真っ赤なリップ。

嫌いじゃないわ。
ただ、今はさすがに
この色も無理だけど
この塗り方もしてないよ!

今はもっと…
人じゃなくてチョコ食べてきました!って感じのダークな色を好んでいる。

結局は、マスクで見えないんだけど
まー自己満足であります。






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