錯覚
少し前の事、ベッドの中でのんびり過ごしていた時、右足がむず痒いな と思い、その部分に手を伸ばし 探ってみるが痒いのはどうもそこではなかった。
膝より下かと思ったが 膝より上だったか いや違う…痒いところに手が届かない 以前に、痒いところが 探し当てられない。
この感覚 久しぶりだな。
そのうち 痒いのは足だけでなく、背中も痒いような気もするし 腕も痒いような気もするし…ネボケた状態のまま なんとなくアチコチを擦っていた。
しばらくして、ようやく「お、ココだ!」という 痒かった箇所に辿り着いた。全く 足ではない、右の二の腕。
なんでよ。
それも皮膚の表面というか もう少し奥?深いところ?なんだろなー?
元々アレルギー体質なのだが、思えば 子どもの頃は痒みで目を覚まし、寝ている母親の元へ行き 背中が痒い…頭の中が痒い…体のどこかが痒いと言っては 気になるところを擦って貰っていた。
母は眠かったのだろう、目を瞑ったまま擦ってくれていたのを覚えている。
けれど なかなか満足できずに不快なまま眠気に負けていたような…。
(今頃になって母への感謝)
痒いところが見つけられない。
または、ぜんぜん違うところが痒かった。
この現象に名前はあるのかな?
以前に「錯覚」だと聞いたことがあるが、まるで原因不明の体調不良を医者が「ストレスです」とか「加齢による」などと簡単に言い放つが如く、そんな適当な理屈で誤魔化されて良いのか?と思う自分もいる。
思えば最近ちょこっとだけカニを口にしたんだった。
軽度の甲殻類アレルギーなのだが、軽度故 解っていつつも強く勧められると断りづらくなり少しだし…と口にしてしまうことがある。(反省、反省💦)
現在は その他のアレルギーもあり、毎日抗ヒスタミン剤を服用しているのだが、あの足が痒いと思った あの日はカニを食べた日だったかな…記憶を辿る。
う〜ん…