アイスを食べに東京国立近代美術館に行った話(Trio展)
東京国立近代美術館で展示会限定のアイスが販売されていると聞いたので行ってきました
🍦
、、、のですが、早すぎたので最初に展示をみることに(オープン11時からで、10時半到着)
『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』とは、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館のコラボ展示会です。
正直、東京🗼とパリ🥐だけなら分かるけど、大阪の美術館のチョイスには最初かなり違和感がありました。(パリ↔︎東京↔︎大阪の距離の問題)
冒頭は、各美術館の思い入れのある3作品。
そのあとから、それぞれの土地に由来した展示が続きます。
もしこの美術館のコラボが、パリと東京と”モンゴル”とかだったら街並みの差は明確だろうけど、東京と大阪は同じ国内。似たような風景だろうなと思っていたら、油絵で画風が異なった作品が並んでいたので想像と全然違いました。
その似てる部分はあえて相違出し、モダンガールなどの流行では日本とパリの類似性があったりしました。
ただその後の展示で、ストリートアートをテーマにした作品が飾られていたのですが、、、
フランスはフランスの画家フランソワ・デュフレーヌの作品、東京は佐伯祐三のフランスの街のアート
そして大阪は、、、バ、バスキアwwww
「これ、思いっきりアメリカやんか‼️‼️‼️‼️」
とツッコミいれたくなるのが大阪の土地柄を活かしていたボケ展示、、、なのかは不明ですが、バスキアは作品のサイズがわりと大きく堂々と飾られていて、なんでやねん!ってなった🤣
ツッコミをいれた所で、この次からこの展示会のメインへ。
それまで場所の縛りがあったテーマも「夢と無意識」などと変わり、本格的にそれぞれの美術館が所有している美術作品のコラボレーション展示になりました。
近代の作品を所蔵している3つの美術館なので、現代アートの表現の幅の広さを最大限に利用していたのが一番楽しかったです。
例えば「美の女神たち」の三作品の中で、ジャン・メッツァンジェの『青い鳥』と藤田嗣治『5人の裸婦』が並んで展示されていました。
これを20世紀の美術の表現の幅の広さとして作品を見ても充分楽しめます。
もし藤田嗣治のこの作品が、ピカソが描いたキュビズムの始まりとも言える『アヴィニョンの娘たち』から着想を得ているのを知っていると、ジャン・メッツァンジェのキュビズムの作品が並んでいることの繋がりが見えてきます。
そのように、色んな人に開かれている展示が多かったです。
あとは、絵画に限らず、上から吊るされた作品とか置物、映像作品などでもバラエティに富んでいました。草間彌生とか奈良美智の人気のアーティストも取り揃えていたり、さすがトリオ展というだけあって、いつも以上に作品のチョイスが良いなって思うことが多かったです。
そして展示に満足して、本日の目的のアイスを食べました😋美味しかった
その後に常設展へ。ここの美術館、常設展の回転が早すぎて同じ展示2回も見たことない。新しい発見があって楽しいんだけど、あれなくなっちゃったのか、、、と思うことも多く、今回は見たかったフランシスベーコンあってよかった。