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がんもどきの思い出とお金の話

みなさん、こんにちは。
我が家では頻繁に食卓に上がる『がんもどき』があります。
以前にもご紹介しましたが、我が家の食生活は3年ほど前からペスカタリアン(ベジタリアン+魚介類)になりますので、必然的に大豆製品が主菜のパターンが多くなります。

で、某豆腐チェーン店の味付きのがんもどきが、手のひら程の大きさ・濃い目の味付けの五目タイプで立派な主菜を務めてくれます。
このがんもどき、お値段200円強。
がんもどきと思えば、ちょっと立派なお値段。しかし肉を買うと思うと、ちょっとお安め。

今日もがんもどきを食べながら、しみじみと思い出すのは、結婚当初の思い出です。

結婚当初の話

結婚した時、夫は学生でした。
もともとコンピューター系の仕事をしていましたが、医療系への転職を目指して再度の学生生活に挑んでいました。
わたしはといえば7年目ぐらいの会社員。あまりお給料も高くはなかったと思います。

夫を扶養に入れての生活が始まりました。
新居はURの賃貸でスタート。
わたしの給与明細で借りなければならないので、そんなに好条件の物件は望めません。駅からまあまあ離れた多摩ニュータウンの巨大団地の一室。
団地の入り口から部屋まで結構歩いて、さらにエレベーターがない5階を毎日せっせと登っていました。いやーよく歩いていた。
会社への通勤時間も長く、結構大変でした。

ここでがんもどきの登場

夫の病院実習が始まると、アルバイトもできなくなるため、完全にわたしの収入だけの生活になります。
この時期は、外食はもちろんお惣菜も冷凍食品もほとんど買った記憶がありません。
計画的に食材を購入しての自炊が、1番安上がりですから。
2人分のお弁当を作り、都心まで出勤して、退社後に安い食材を買い求め、夕食を作り、遅くに帰って来る夫と食卓を囲んでいました。

家から駅までの道の途中に、お豆腐屋さんがありました。
お店の入り口に『名物!がんもどき』的なポスターが貼ってあって、それがとっても美味しそうなんです。
確か1枚150円ぐらいだったかと。
当時のわたしは「美味しそう!でも高くて無理…」とそのポスターを見る度に、かなり残念な気分に。
スーパーで安い物でしたら、小振りタイプ3個入りで100円程。まだがんもどきは副菜の位置付けでしたので、副菜にそこまで掛けられず。
「いつかこのがんもどきを食べてやる!」
お豆腐屋さんの前を通る度に、そんな決心をしていた記憶があります。

久しぶりにお豆腐屋さんの前を通り

結局、その部屋に住んだのは1年程で、知り合いの伝で、もっと会社から近い所に引っ越す事ができました。(また駅からは離れていたので、よく歩くのは変わらず)
その後は現在の住居を得、今度は駅からも近く、雨が降っててもダッシュで何とかなります。笑

例のがんもどきは、食べる事なく引っ越しました。

2年前程、偶然そのお豆腐屋さんの前を車で通り過ぎる事がありました。
お豆腐屋さんは営業しており、がんもどきのポスターは…あっという間に通り過ぎたので分からず…
でも、すごく懐かしい気分になりました。

同時に今の自分たちの生活が、とても幸せだとも思いました。
夫は卒業後、国家試験に合格し順調に就職し、毎日元気に働きながら、今に至ります。
本当に感謝です。

副菜から主菜へと格上げになったがんもどき。
当時では諦めざるを得なかった値段だった物より少し高価な物が、今では我が家の食卓に欠かせない物になりました。

いつか食べてやる!と思っていた野望が達成され、さらに日々更新中!笑


お金の使い方

結婚当初から、我が家の財政はこんな感じだったので、お金については割と慎重かつちゃんと考える方だと思います。
もともと一人暮らしもしていたので、限られたお金で生活をするという経験に慣れていたのも良かったと思います。

最近改めて気がついた、自分のお金の使い方があります。

以前の記事でも書いていますが、昔からリサ・ラーソンが好きで、彼女の置き物をコツコツと集めて来ました。(コレクションを始めたのは、上記のがんもどき時代より後になります)


1体1体がそれなりの値段がし、何体か所持しているため、友人にパート収入の大部分を自由に使っていると思われていました。(びっくり!)

ズバリ!我が家は夫婦共々、完全お小遣い制です。
それぞれやりくりしながら、趣味に勤しんでいます。(お小遣いの範囲内であれば、お互いに余計な干渉はなし)
2人共に毎月のお小遣いの余りを貯めておき、必要な物をガツンと買います。
反対に言えば、貯まるまでは何も買えません…

私の場合は、日々の細々した出費をあまりしません。
例を上げれば…カフェやコンビニのコーヒー、自販機のジュース、お昼はファストフードとか、コンビニでちょっとしたオヤツ等です。
コーヒーは朝自宅で水筒に淹れますし、お昼もお弁当やおにぎりを持参。一緒にちょっと食べたいオヤツも、スーパーでまとめ買いした物を小分けに持って行きます。

独身の頃は、大量の本も買っていましたが、自分がほとんど再読をしないと気がついてからは、手元に残したいと思った本だけを購入します。後は図書館利用をしています。

新居への引越し時に、BOOKOFFに買取をお願いしたら、夫婦でたらふく焼肉を食べられる金額になった程です。

そうして貯めたお小遣いで、たまーにガツンと大きく買い物をします。

印象大の出費と意識に残らない出費

日々、癖の様に使う細々したお金って、意識に残りづらいと思います。
そうすると、満足感も得られない。
慣れって怖い。
気がつくと、記憶よりもお金が減っている、なんて事も。

対して、欲しい物が出来て、それに向かって貯めて行き、「買ってやったぜ!」となった時の達成感&満足感!
これは大きい。

全ての物を切り詰めて我慢するのが良し、とは思っていません。
ある意味、お金は使ってナンボの所もあると思っています。
また「自分はこれが必要なんだ!」と言う物はありますし、それが人生に満足感を与えてくれる事も知っています。

要は計画と持続性、でしょうか。
メリハリなんて簡単に言っても、やり方としては向いている向いていない、という問題はあるかもしれませんが…

そうこう言いながらも、ジョギングシューズの痛みが気になっていて…
既に欲しいシューズの目星は付いています。
後はまたミチミチ貯めて行くだけ。
よーし、頑張るぞ!

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