【強迫性障害・強迫症】私の強迫観念

自己分析の結果,私には強迫性障害の疑いがあると考えている.

病名を特定するのにと幾分手こずってしまった.
「強迫性障害=異常な手洗い,異常な鍵の確認」くらいにしか捉えていなかった私は,まさか自分の病状がこの疾患に当てはまっているなんて思ってもいなかったからだ.

私が強迫症を自覚するに至ったきっかけとなったのが以下の書籍である.
強迫症を乗り越えた患者としての筆者自身の経験,第三者を治療した精神科医としての経験をもとに強迫症への対策指針などがわかりやすく述べられている.

私が悩まされている強迫観念は主に「死」に関するものである.

心療内科への通院を決意する主訴となった不安発作.直接の原因はこれなのではないだろうか.
生きるためには仕事をする必要がある.一方,こだわりが強く好き嫌いの線引きが極端な私は,頭の中で「仕事=嫌なこと,辛いこと」という偏った方程式が無意識下で形成されてしまっていてそれをなかなか払拭できないでいるようだ.
現在休職中,働くことができていない私は生きることができないのではないか,いつか生きることを諦めてしまうのではないかという恐怖・不安にしばしば襲われる.時には自分が死んだ後の世の中を想像してしまったりもする.とても辛い.
(こういうのをいわゆる認知の歪み、自動思考というのだろう。)

私が特に恐怖を感じるシチュエーションは主に二つ.電車のホームと高所

残念ながら都会で暮らしていれば人身事故を始め,その他不幸なニュースが嫌でも耳に入る.無意識に避けてきた事実と自分をいつの間にか結びつけるようになってしまっていたのかもしれない.

今こうして自宅でタイプしている間にも,「飛び降りてしまったらどうしよう」などと不愉快な観念が頭の片隅に住み着いている気がする.

この不合理な観念は唐突にやってくる.反芻が止まらなくなると憂鬱で動けなくなってしまうので参っているのだが,自信をもって言えることは,絶対に死ぬのは嫌だ.なんとしても生きていたい.

この強迫観念は生への渇望の裏返しなのかも知れない.


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