子どもって罪つくりだ
お孫っちと甥っ子は一歳ちがい。
お孫っちが三歳で甥っ子は二歳で、どちらも男の子。
甥っ子っていってる時点で男の子ってわかるよね。失礼。
この二人はとても対照的な性格で、お孫っちは、
" 世の中笑ったもん勝ち " ということを知ってか知らずか、よくニコニコしている。
一方甥っ子は、一切媚を売ることなく、面白くなければニコッと笑うことすらない。
甥っ子を笑顔にさせることができれば、お笑い芸人と称することを許される。芸人じゃないけど。
ほんとに対照的な二人。
だがしかし、そんな二人に共通していることがひとつだけある。
こんな質問をしてみたのだ。
「〇〇は赤ちゃんですか?」二人にそれぞれ、離れた場所で質問してみたのだ。
「赤ちゃんじゃない!に〜に〜(お兄ちゃん)よ!」
大人からするとまだまだ赤ちゃん感の抜けない二人なのだが、本人たちは、しっかりお兄ちゃんに成長していると認識しているのだ。
二人のかわいらしい返答に大人たちは瞬時にメロメロパンチをくらい、一瞬うっとりしたあと大笑いだ。
うっとり幸せな気持ちになるのは、なにも大人たちだけではない。
我が家の小学生三人ももれなくメロメロパンチをくらい、キャーという奇声を発し鼻息あらくかわいいかわいいとよろこぶのだった。
子どもって罪つくりだ、と思った瞬間でもある。