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「つもり」じゃなくいい切れるまで

なんか月一ペースで体調を崩してるみたい、わたし。


今回のはなかなか治らず厄介だ。


一度咳込むと止まらなくなり腹筋が収縮し、そろそろ割れるのでは?とさえ思う。


腹筋が割れることはむしろウェルカムだが。


咳がひどいときは軽く頭痛もあるし、熱もあがっている。


咳止めのトローチを舐めると少しずつ落ち着くのだが、頼りにしているそのトローチもそろそろ底をつく。


ありがたいことに、夫が咳止めを買ってくると申し出てくれたが、待てど暮らせどなかなか帰ってこない。


と思っていたら電話がなる。夫だ。


「咳止めの薬ってほとんど、甲状腺の病気の人は飲んじゃダメみたいよ?」


末っ子を出産後、わたしはバセドウ病になった。が、約二年間の投薬治療のおかげで治っている。


ドラッグストアに常駐している薬剤師に、聞いてほしいとお願いした。


ほどなくして薬を買ってきた夫。


薬剤師がいうには、「治っていたとしても合わない成分が含まれてることが多い」らしく、その成分が入ってない薬を探してくれたのだそう。


え、マジで?


いまの今まで、そんなことを気にして薬を買ったことがない。


というか、主治医にもそんなこと注意喚起されたことがなかったのである。記憶にないだけなのか?とも思ったが、そんな注意があれば薬を買うたび思い出し忘れるはずがない。


夫が薬を買うときは、後ろの注意書きも熟読して買うのだという。


今回、夫のこの行動がなければ、わたしは一生それを知ることもなくテキトーに薬を選んでいたのかもしれない。


は〜恐ろしや。


医者の説明不足は不親切だとクレームをつけたいわけじゃなく、自分のことなんだからもっとしっかり口にするものは選ばなきゃなと思ったのだ。


とはいえ、これからもわたしは後ろの注意書きにサラッと目を通して買うにちがいない。


熟読するってことが習慣になってないから。


自分の体を守れるのもまた自分自身なのだから、これはなるべく忘れないようにしたいものだ。


さてこの風邪、いつ治るのだろうか?そもそも本当にただの風邪なのだろうか?


コロナの検査キットでは検出なし。じゃあ、なんなんだ?


さっさと病院行けって声がそろそろ聞こえてきそうだが、ちょうど夫の扶養からはずれ、自分の会社に保険を切り換えてまだ保険証が手元に届いてないのである。


市販の風邪薬も長く飲みつづけられるものじゃない。


風邪薬を飲むとさらに怠く感じるし、異様に口がパッサパサに乾くのが不快でいまは飲んでいない。


人間の体ってホント不思議で、少し前までは37.7〜8度の熱で起き上がれなかったのが、いまでは少し怠いけど動ける状態になる。


体が熱に慣れてきたのかも。


あまり慣れてほしくないのだけれど、下がらないのだから体が順応してしまうというシステムになっているのだろう。


いつもどんな小さなことにでも感謝してるつもりだが、もっともっと、目の前にあるひとつひとつに、感謝しなさいというメッセージなのかもしれない。


まだまだ。もっともっと。「つもり」じゃなくいい切れるまで。


有ることが難しいから、有り難い。


健康ってほんとにありがたいな〜と、つくづく身にしみる想いをした夜である。



Revenge Day39クリア

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