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ひとり娘の育て方〜バレリーナから東大〜

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ひとり娘が生まれてから、引っ込み思案でこわがりだった娘が、家族での外国生活、バレエとの出会いを通じて自立心や自己肯定感を高めていった過程を書いていきたいと思います。少子化の現在、…
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#絵本

⑧情報過多から子どもを守る

 私の娘はいわゆるZ世代で、生まれたときからデジタル機器に囲まれて育っった新しい世代です。生まれた頃、もちろんすでにPCや携帯電話(いわゆるガラケー)は一般化していました。物心つくころからは、つぎつぎとスマホやタブレットが身の回りに登場し、私たちは日常的にデジタルを通して情報の洪水に浸されていきました。  子どもが生まれたとき、私と夫は、このような情報過剰の環境が子どもに良くない影響を与えるのではないかととても心配していました。当時はスマホを幼児に見せっぱなしにするいわゆる

③眠れない子のために

 低体重児で生まれた娘でしたが、何でも食べてくれる子でしたので、ありがたいことに食事にまつわる悩みはありませんでした。生まれた直後は、やせっぽっちでせっかく用意したベビー服も半袖がちょうど長袖のように着せられるほどで、退院のときにベビーシートに寝かせられないくらいの小ささでした。それで、母乳の飲みも悪く、いつもがっかりしていました。初心者の母親は、母乳を与えるまえに赤ちゃんの体重を測り、母乳を飲ませたあとまた体重を測って、その差を赤ちゃんの飲んだ母乳の量として記録することを教