NASAが打ち上げた「宇宙ヨット」、ついに帆を開く!
太陽の力で進む宇宙船が、もうすぐ現実になるかも!?NASAが進めていたソーラー・セイル・システム、Advanced Composite Solar Sail(ACS3)が、ついに宇宙で"帆"を広げることに成功しました!
「宇宙ヨット」ってどういうこと?ソーラー・セイルは、広げた帆で太陽の光子を受けて推進する技術なんです。エンジンを使わずに、太陽のエネルギーだけで進むなんて、まさに未来の宇宙船ですよね。
展開までのハラハラの瞬間
ACS3は、4月にRocket Lab社のロケット「エレクトロン」で宇宙に向けて打ち上げられました。打ち上げから1週間後、地球との通信ができるようになったんです。ACS3は小型人工衛星(キューブサット)で、電子レンジくらいの大きさなんですが、帆を広げるとなんと一辺約9メートルの巨大な正方形に!
でも、帆を広げようとしたとき、最初は異常が検知されて展開が見送られてしまいました…。少しドキドキする展開でしたが、数日後、2度目の試みで無事に帆を展開することができたんです!本当に感動的な瞬間だったんだとか。
未来の宇宙船がここから始まる?
帆の展開が成功したことで、いよいよ本格的なテストが始まります!NASAは、地球を周回しながらマニューバ(軌道操作)を試して、ソーラー・セイルの性能データを収集する予定です。このデータをもとに、未来の宇宙船の形や推進力を評価していくんですって。
さらに将来的には、2,000平方メートルもある巨大な帆を持つ宇宙船にこの技術を応用することも考えられています。宇宙を監視する衛星や、小惑星を偵察するミッション、そして太陽系を飛び回る有人探査にも使えるかもしれないんです!燃料がいらないので、軽くて環境にも優しい宇宙船が誕生するかも…なんて、ワクワクしますよね!
NASAアプリでACS3を探してみよう!
NASAによれば、帆が広がったACS3はとても反射性が高いので、なんと地球から肉眼で見られるかもしれないんです!NASAの公式アプリを使えば、ACS3が自分の住んでいる場所の上空を通過するタイミングを確認できますよ。アプリでは、リアルタイムでACS3の現在位置を確認できるARビューもあるんです!
もしACS3が上空を通過するのを見られたら、ぜひ#SpotTheSailのハッシュタグを使ってその体験をSNSで共有してくださいね!NASAは、いくつかの投稿を公式SNSやウェブサイトで紹介してくれるそうです。皆さんもぜひ、宇宙ヨットの姿を見つけて、未来の宇宙旅行に思いを馳せてみませんか?
■この技術のポイント(^^)
この技術の凄い点は、従来の宇宙船の概念を覆す革新性にあります!いくつかのポイントに分けて紹介しますね。
燃料がいらない! 通常、宇宙船は液体や固体燃料を使って推進しますが、ソーラー・セイルは太陽光の光子の力だけで進みます。これにより、燃料の補給が不要になるため、長期間の宇宙探査や深宇宙ミッションに非常に有利なんです。燃料がなくなる心配がないので、より軽量な宇宙船を設計できるのも大きなポイント!
無限の推進力
太陽からの光子は宇宙のどこにいても常に降り注いでいるので、ソーラー・セイルは少しずつですが、永続的に加速し続けられます。これにより、燃料切れの心配なく、非常に遠くまで飛び続けることができるんです。特に太陽系の外側や小惑星への探査で強みを発揮します。環境に優しい! 燃料を使わないため、燃料を消費した際の排気物が一切出ません。地球だけでなく、宇宙環境もクリーンに保つことができるんです。この「エコな宇宙船」という点が、未来の持続可能な宇宙探査に大きく貢献する可能性があります。
非常に大きな帆を広げられる技術 ACS3は小型ですが、NASAは将来的に2,000平方メートルもの帆を広げる構想を持っています。これが実現すれば、もっと大きな宇宙船でもソーラー・セイルを使って効率よく推進できるようになります。
深宇宙探査への応用が期待
燃料を使わないので、長期の深宇宙探査や太陽系外のミッションにも使える可能性があります。たとえば、地球近辺の小惑星調査や太陽系外への飛行、さらには有人ミッションにも応用されるかもしれません。
この技術は、宇宙の新たなフロンティアを切り開く可能性を秘めた、まさに未来の宇宙航行のカギとなる技術なんです!
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