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ヴァチカンのエクソシスト


2023年公開

主演は、『グラディエーター』でアカデミー賞(R)主演男優賞を受賞したラッセル・クロウ。
ラッセル・クロウ演じるガブリエーレ・アモルト神父は、カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕えた実在のチーフ・エクソシストだそうです(2016年死去)

ストーリー
アモルト神父は、ローマ教皇直々にある少年の悪魔祓い(エクソシズム)の依頼を受ける。
その少年の姿や、知るはずのない神父自身の過去を口にするのを見て悪魔だと確信する。
相棒のトマース神父とともに調査を進めていくと、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判と、その修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在に行き着く。

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アモルト神父のについては、冗談も言っちゃうし、移動はスクーターというなんだか親近感がある神父様です。
教皇の依頼で、スペインのとある村の修道院にいる家族の元を訪れます。
母(ジュリア)、娘(エイミー、ちょっと反抗期?)、息子(ヘンリー)という3人家族ですが、ヘンリーは父親を亡くしたショックで話すことができないでいます。
相続した修道院を売却するために修復作業を業者に依頼していまたしが、ガス爆発が起きて業者は工事続行を拒否し、修道院から立ち去ってしまいます。
それと同時に、ヘンリーの様子に異変が起き始めます。

この家族を見たとき、取り憑かれるなら
ちょっと小生意気な娘のエイミーかなぁと思っていたら、弟くんでした😅

悪魔にとり憑かれたあと、顔が変貌している様がなんとも言えない気持ち悪さです。幼い少年の口から発せられる口汚い言葉に嫌悪感が増していきました。

ヘンリーの口からアモルト神父や、相棒のトマース神父についてあれこれ語られます。悪魔は何でもお見通しのようです。まさに弱味に付け込もうとするところが悪魔。
「食いついたな」「教会は内から崩壊する」
このセリフから狙われてるのは教皇では!?とつい考えてしまいました。
アモルト神父とトマース神父の2人が悪魔祓いに苦戦しつつが策を講じている間、ローマでは教皇が調査を進めついに悪魔の正体を突き止めます。
しかし、驚きのあまり倒れてしまい病院へ搬送されます。
吐血恐怖症の私には、病院で教皇が吐血したシーンが一番ショッキングでした😵‍💫
ゴホッじゃなくて、吹き出す感じ…。

アモルト神父とトマース神父もようやく悪魔の正体、アスモデウスを突き止めます。
修道院の井戸はヴァチカンによって封印されており、そこからスペイン異端審問を始めたエクソシストが悪魔に憑りつかれカトリック教会に潜入して悪事を働いていた事や、教会と結託したスペイン帝国の拡大に全世界に散らばって封印された仲間の悪魔たちを解放する目的があったのです。
途中、トマース神父が耳を噛み付かれるシーンがあるのですが、そんな大怪我をしても逃げ出さない姿に健気だなぁと感心しました。
私だったら、怖い!痛い!もう嫌だ!って逃げ出すに違いないです😑

再び悪魔祓いをする前に、二人は告解(神と司祭の前で、犯した罪を告白すること)し、お互いの罪を赦し合います。
悪戦苦闘の末、ヘンリーからアスモデウス引き剥がすことに成功した…と思ったが今度はエイミーの身体を使って皆を襲いはじめます。
エクソシスト映画といえば、あり得ない関節の動きで壁や天井を這いずり回るというのを割と見ると思うんですけど、この映画でもありました。
貞子の次に怖いです!

そしてついにアスモデウスは、アモルト神父の身体を我が物にしてしまいます。
その間、トマース神父はジュリアたち家族を逃がすことに成功します。
アスモデウスが目的を果たすのを阻止するため、アモルト神父は自ら首をくくろうとしますがそれも叶わず。
アスモデウスは、2人の神父の弱味であるそれぞれの女性の姿で現れますが、必死の祈りによって祓うことに成功します。
その様子が地獄の業火に焼かれているようでした。


その後教皇も無事回復し、アモルト神父はトマース神父を連れてヴァチカンへ戻ります。
修道院から持ち帰った地図により、世界各国の199か所に悪魔の宿る場所があると判明します。
そして、それらの土地に赴いて悪魔祓いを行う任を課せられます。
199か所って…果てしなく終わりが遠いですね😏

最恐を求めるなら、1973年に公開された【エクソシスト】がオススメです!

日本では、1974年公開


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